日本を代表するフォークシンガー高田渡が逝って、2年。
かまびすしい現代のただなかからその人と歌を振り返る。
代表曲6曲を採譜・収録。
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2005年4月16日、日本を代表するフォークシンガー高田渡は逝った。享年56歳。60年代後半から70年代にかけて関西フォークのうねりとともに登場したシンガーソングライター高田渡、本書は、その人と歌の魅力をインタビューやエッセイを中心に、綴る鎮魂の書! |
◇profile |
高田渡
1949年岐阜県生まれ。69年五つの赤い風船とのカップリング・アルバムをリリースするが、同年10月発表の『汽車が田舎を通るその時』が実質的なデビュー・アルバム。以後「自衛隊に入ろう」「三億円強奪事件の唄」「ごあいさつ」「フィッシング・オン・サンデー」『ねこのねごと』などを発表。93年10年ぶりに『渡』をリリースし、2001年『日本に来た外国詩・・・。』を発表。
風刺の利いた社会派のテーマを独特の風貌とウィットで歌う、フォーク界のカリスマ的な存在として活躍した。2005年4月16日、公演先の北海道釧路市内の病院にて心不全のため死去。享年56。
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●インタビュー: |
小室等 / 高田漣 / 飯沼 哲 / 豊田勇造 |
●エッセイ: |
中川五郎 / 有馬敲 / 藤村直樹 / 古川豪 / 天辰保文 / 石浦信三 / 田川律 / 藤井暁 / 渡辺潤 他 |
●アンケート: |
柄本明 / 遠藤賢司 / なぎら健壱 / 友部正人 / 中川イサト など多数 |
●ディスクガイド: |
リリース時のレビュー付きで全アルバムを紹介 |
●代表作6曲採譜・収録: |
「結婚」「系図」「ブラザー軒」「生活の柄」「告別式」「夕暮れ」 |
◎巻頭カラー: |
高田渡がいた場所 吉祥寺を歩く |
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◎高田渡の詞: |
いつか / 自衛隊に入ろう / ボロ・ボロ / 鉱夫の祈り / 自転車にのって / 火吹竹 |
◎追悼文: |
渡辺潤 / 和田彰二 / 小川真一 |