大好評を得た『アメリカン・オルタナティヴ・ロック特選ガイド』の続編。待望の英国編です!
本書が扱う英国のオルタナティヴ・ロックは、過去数十年の間レコード会社各社、各媒体が詳細に紹介し続け、日本の洋楽ファンの間でも特に人気の高いジャンル。
21世紀に入ってからは、THE LIBERTINES(ザ・リバティーンズ)やARCTIC MONKEYS(アークティック・モンキーズ)などのギター・バンドが大ブレイク、Amy Winehouse(エイミー・ワインハウス)、Lily Allen(リリー・アレン)などの女性シンガーが登場し、ベテラン勢も力作を発表。音楽的にもいわゆるロックのフォーマットに収まらない先鋭性を持つ新人が続々と出現と、現在、この音楽シーンは何度目かのピークを迎えていると言っても過言ではありません。
本書では、そんな英国のオルタナティヴ・ロック・シーンをセックス・ピストルズが解散した78年から現在までの4つの時代に分け、ムーヴメントやレーベルなどの記事と400枚を超えるディスク・ガイド、そして時代を築いてきた当事者へのロング・インタビューの3つを軸に構成。さまざまな切り口でシーンを立体的にとらえます。
監修は、CDの解説や専門誌から一般誌まで多くの媒体で執筆する音楽評論家の妹沢奈美と、アメリカ編を監修した鈴木喜之。
各社から細かいジャンルごとの専門書は多く出ていますが、シーン全体を俯瞰でとらえたものは、類書がありません。最初にして決定版と言える1冊です! |
★1章 1978〜1985
・Scene
ポスト・パンク Post Punk
80's ロマンス 80's Romance
ハードコア・パンク/スキンズ Hardcore Punk, Skins
2トーン/スカ 2Tone, Ska
・Label
ラフ・トレード Rough Trade
ミュート Mute
・Area
リヴァプール Liverpool
アイルランド Ireland
・Interview
コリン・ニューマン(ワイヤー) Colin Newman(WIRE)
・Column
UKオルタナ・シーンを支えるプロデューサー |
★2章 1986〜1993
・Scene
セカンド・サマー・オブ・ラヴ Second Summer of Love
シューゲイザー Shoegazing
・Label
クリエイション Creation
・Area
マンチェスター Manchester
・Interview
ジョニー・マー(ex ザ・スミス) Johnny Marr(ex THE SMITH)
・Column
ラジオDJ、ジョン・ピールの功績
ラフ・トレード・ショップスのコンピレーションCD
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★3章 1994〜2001
・Scene
ブリット・ポップ Brit Pop
ビッグ・ビート Big Beat
ニュー・アコースティック New Acoustic
・Label
ワープ Warp
・Area
グラスゴー Glasgow
ウェールズ Wales
ブリストル Bristol
アイスランド Iceland
・Interview
スチュアート・ブレイスウェイト(モグワイ) Stuart Braithwaite(MOGWAI)
ローレンス・ベル(ドミノ・レコード主催) Laurence Bell(Domino records founder)
・Column
UK音楽メディアの現状
政治/経済とユース・カルチャー |
★4章 2002〜2009
・Artist
ザ・リバティーンズ THE LIBERTINES
アークティック・モンキーズ ARCTIC MONKEYS
・Scene
テムズ・ビート/ニュー・レイヴ/ニュー・エキセントリック Thames Beat, New Rave, New Eccentric
2009〜 UK Now!
・Label
XL XL
・Interview
ヤン(ブリティッシュ・シー・パワー) Yan(BRITISH SEA POWER)
ダニエル・ブラムバーグ(ケイジャン・ダンス・パーティ) Daniel Blumberg(CAJUN DANCE PARTY)
バリー・ホーガン(オール・トゥモローズ・パーティーズ主催) Barry Hogan(All Tomorrow's Parties founder)
・Column
UKの2大野外ロック・フェスティヴァル
政治/経済とユース・カルチャー |
★DVDガイド |