清楚なイメージで人気を誇る韓国の6人組ガール・グループ、Apinkが満を持して日本デビュー!

Apink   2014/10/21掲載
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 爽やかかつ清楚なイメージで、2011年の韓国デビューから絶大な人気を集め続ける6人組ガール・グループ、Apink(エーピンク)。彼女たちが、韓国で大ヒットとなった「NoNoNo(Japanese ver.)」で日本デビューを果たす。かわいらしい印象が強い彼女たちだが、歌やダンスなどのパフォーマンス力はかなり高く、キュートなルックスのみならず、確かな実力がともなっているのがこれまた素晴らしい。エレクトロニックで派手めなサウンドの多いK-POPの中で、明るく心地よいメロディが響くポップ・チューンを聴かせるApink。独自のスタンスを作り上げてきた彼女たちの日本デビューは、まさに満を持しての登場という言葉がピタリと当てはまる。では、メンバーそれぞれの魅力、デビュー曲「NoNoNo(Japanese ver.)」についてなど、愛らしい6人に話を聞いていこう。
(後列左から) オ・ハヨン, チョン・ウンジ, パク・チョロン, ソン・ナウン, キム・ナムジュ, ユン・ボミ
――まずは、Apinkがどんなグループかを聞かせてください。
ウンジ 「私たちは韓国で2011年にデビューして、今年で4年目になるグループです。年齢順は、一番年上がリーダーのチョロンさん、そしてボミさんと私が同い年で、次がナウンさん、ナムジュさん、末っ子がハヨンさんです」
ボミ 「とても明るくて少女っぽいイメージで、私たちの年頃らしい曲を歌っています」
ウンジ 「まだ1回もセクシー路線には行ってません(笑)。ボミさんがいったように、私たちの年齢に合う曲を歌って、みなさんと楽しむようなステージを作ってます」
――Apinkには、すごく爽やかな印象がありますよね。では、自己紹介的な感じで、チョロンさんがナムジュさんをといった感じで、隣のメンバーを紹介してください。
(座り順は、チョロン、ナムジュ、ウンジ、ボミ、ハヨン、ナウン)
チョロン 「ハイ。ナムジュさんは、すごく明るくて元気な娘です。あだ名が“元気な子供”なんですよ(笑)。そして、食べるのが大好きです(笑)。よく笑うし、愛嬌もたくさんあります。グループの中で年齢的には下から2番目で、元々ひとりっ子というのもあって、お姉さんメンバーのことをすごく慕ってくれます。ステージでは、ボミさんとともにダンスのメインを担当しているので、ダンスの実力がとてもあります」
ナムジュ 「いや〜、恥ずかしいです(笑)。ウンジさんは、メイン・ヴォーカルを担当してます。そして堂々とした女性というイメージがあります。でも、実際は愛嬌たっぷりでよく笑いますし、あとはリアクションがいいです。誰かが何か言うと、ちゃんと反応してくれる明るい性格です。あと、家事も上手で手先が器用です」
――ウンジさんの歌の伸びはすごいですよね。
ナムジュ 「そうなんです。ウンジさんの歌はパワフルで、すごく胸に迫ってくるんですよ。ウンジさんならではのスタイルがあるなと思います」
ウンジ 「ありがとう(笑)。ボミさんは考え方がいつもポジティヴで、メンバーの誰かが悩んでいると話を聞いてくれる役割なんです。なにげに、チョロンお姉さんの面倒も見てくれています(笑)。頼りがいがあるので、メンバーの中でも一番上のお姉さんって感じがします。そしてダンスがとても上手いので、日本の活動でも、ちゃんとボミさんのダンスを披露できる機会があればいいなと思います」
――映像で見ましたけど、ボミさんはゴリラのものまねも得意ですよね(笑)。
ボミ 「え〜、見ましたか(笑)。どうでしたか?」
――衝撃でした(笑)。
ウンジ 「私たちもビックリでした(笑)。そのギャップもボミさんの魅力です(笑)」
ボミ 「アハハハ。えっと、ハヨンさんは、マネキンみたいに背が高くて足も綺麗です。それがとてもうらやましいです(笑)。末っ子ですけど、性格が大人っぽいんです。慰めてくれたりもするし、年下の妹というよりもお友だちって感覚ですね。実際には末っ子なので、お姉さんメンバーをよく慕ってくれます。あと、Apinkの中で唯一、かわいらしさもありつつセクシーさがあるところが魅力ですね」
ウンジ 「ハヨンさんは、背も高いし、一番目鼻立ちがはっきりしていて綺麗です。ちょっとエキゾチックな顔立ちなので、同じダンスをしても違う感じに見えるんです」
ハヨン 「お姉さんたちありがとう(笑)。ナウンさんは、韓国の寮では私と同じ部屋に住んでるルームメイトなんです。デビュー当時は、おとなしい人なのかな?と思ってたんですが、印象がどんどん変わって、とても面白い人だということがわかりました。たまに、おかしなことを言うことがよくあります(笑)。あと、元々スタイルがいいので、それを活かして踊るダンスが綺麗で、とてもうらやましいです」
ウンジ 「ナウンさんは、どう踊れば綺麗に見えるかよくわかってるんです」
ハヨン 「言うまでもないですけど、ナウンさんはとっても綺麗じゃないですか。写真や映像を撮っても、改めて、“うわ! すごく綺麗!”って思います。ウェストがとっても細いので、それもうらやましいです(笑)。あと、メンバーがどんなことを考えているのかわかるらしくて、例えば、私がツラいときに気分をわかってくれて、ナウンさんのほうから“悩みがあるの?”って聞いてくれたりするので、すごくありがたいなと思います」
ナウン 「すごくよく言ってくれてうれしいけど……恥ずかしいですね(笑)」
――みなさん、自分が紹介されてるとき照れまくりですよ(笑)。
ウンジ 「毎日会ってるメンバー同士で、なかなかこういうことは言わないから照れますね(笑)。メンバーを褒めたり、普段思ってることを口にするのがちょっとくすぐったい感じで、こういうリアクションになってしまうのをご理解してください(笑)」
――全然大丈夫です。じゃあ最後、ナウンさんからチョロンさんを紹介してください。
ナウン 「ハイ。チョロンさんは、一番年上のリーダーですけど、顔が童顔で、メンバーの中で料理が一番上手です」
ボミ 「掃除も上手です(笑)」
ナウン 「Apinkのママです。チョロンママを略して、ロンママってあだ名なんです。でも、ときどきカリスマ・リーダーになるんです」
ウンジ 「そのときは怖いです(笑)」
ナウン 「そうやって、お姉さんがしっかりリーダーとして私たちを引っ張ってくれてきたから、今のApinkがあるんじゃないかなと思います。立派なリーダーです。あと、歌声がとても綺麗で、チョロンさんならではの魅力が表れていて、感性を刺激してくれる声だなと私は思ってます」
チョロン 「ありがとう(笑)。本当に照れますね(笑)」
――みなさんの人柄や特徴がとても分かりました。さて、グループの話ですが、2011年の4月に韓国で「???(分からない)」でデビューした頃、たくさんのガール・グループが人気を集めていましたが、そうしたシーンの中で、Apinkとしてどんな思いでデビューに臨みましたか。
チョロン 「おっしゃる通りデビュー当時は韓国でたくさんのガール・グループがデビューしていました。ただ、怖さを感じるよりも、自分たちは、夢を叶えようとずっとがんばって練習してきてたんです。みんなが、ひたすら前を向いて走り続けようという感じでした。デビュー当時は、他のグループを意識するよりも、ひとつのステージを完璧にこなすことすら難しかったので、このステージをミス無く一生懸命やろうってことだけ考えてがんばっていました」
ボミ 「あと、チームワークがすごく大切だと思ってました。チームワークを大切にしてきたからこそ、今までやってこれたかなと思ってます」
――チームワークを高めるために、どんなことをしましたか。
ウンジ 「特にデビュー当時は、ひとつのお仕事が終わると、“ここをこうしよう、あそこは直そう”ってみんなですごく話し合いました」
ナムジュ 「メンバー同士のコミュニケーションが大事だと思ったんです」
ウンジ 「最初の頃はグループを組んだばかりだったので、いい部分もダメな部分もしっかり話しあって、お互いを理解して改善していくということをよくやってました。今は、お互いわかりあえてるので、毎回細かい話をすることは減りましたけど、ただ、しっかり話し合うときは、会話がずっと続きますね」
――Apinkをもっといいグループにしていこうという向上心がとても強いってことですね。そしてこのたび、ついに日本デビューとなりました。日本デビューが決まったときの感想を聞かせてください。
チョロン 「正式にデビューする前から、日本には何度かイベントでライヴをしに来ていましたが、そのときも日本のファンのみなさんが、“早く日本でデビューしてください”と言ってくださっていて、私たちもずっと日本でデビューしたいなと思っていたんです。ちょっと時間はかかりましたが、日本でデビューできて本当にうれしいです」
ナムジュ 「今年の8月に日本でショーケース・ライヴがあったんですが、本当にたくさんの方が来てくれたんです」
ハヨン 「お客さんの中には泣いている方もいたり、韓国語の歌を一緒に歌ってくださる方もたくさんいて、すごく感動しました」
ナウン 「そういう姿を見て、私たちはもっとがんばっていかなくちゃと思いました。やっぱり言葉はすごく重要だと思うので、日本語の勉強もがんばっていますが、これからもっと努力していきたいと思ってます」
――では、デビュー曲となる「NoNoNo(Japanese ver.)」ですが、日本語で歌ってみてどんな感想がありますか?
チョロン 「サビは、できるだけ韓国語バージョンを活かした日本語になってるんです。元々〈NoNoNo〉は韓国でたくさんの人に愛してもらえた曲なので、日本デビュー曲として日本のみなさんに聴いてもらえるのがすごくうれしいです。日本語バージョンの反応も楽しみです」
ボミ 「歌詞は日本語ですけど、韓国語バージョンと意味は同じで、大切な人の力になりたいという想いが入ってます。レコーディングでは、“つ”の発音が難しくて、ちょっと時間がかかりました」
ハヨン 「私もそうです」
ウンジ 「レコーディングしながら、すごく勉強になりましたね」
――すごくスムーズにハマってますよ。
チョロン 「ありがとうございます。やっぱり、日本のファンのみなさんに歌詞の意味がちゃんと伝わってこそ、歌のフィーリングも伝わると思うので、そこはとても気を使いました」
ウンジ 「私は日本語があまり上手い方ではないんです。なので、最初のレコーディングでは、なかなか歌詞が持つ感情をうまく伝えられなかったんです。ただ、日本語の意味を翻訳をしていただいて、どんどん歌っていくうちに、韓国語バージョンで歌うような感覚がつかめてきました。日本のみなさんがどう感じてくれるかな?っていうことを思いながら歌いました」
――あと、歌詞は、2人で一緒に歩いていきたいという内容で、Apinkが日本のファンの人たちと歩いていきたいというようにも受け取れて、日本デビューにぴったりな、良いスタートを切れるような楽曲になっているなという印象を受けました。
全員 「ありがとうございます!」
ボミ 「私たちもそれを願っているので、そう言ってくださるのは日本での活動にとても励みになります」
――では、歌詞に“ぜったいに離れたくない”とありますが、そのフレーズに掛けた質問で、いつも離したくない、ずっと持っていたものは何ですか?
ボミ 「私は、メンバー全員お揃いの指輪です」
(6人全員が手を出し、同じ指輪を見せる)
――おぉ、お揃いの指輪はいつ頃からしているんですか?
ボミ 「1年ちょっとくらい前からですね」
ナウン 「私たちみんなで、チームワークを高めるために買ったんです」
チョロン 「仕事のときも、よっぽどのことがない限り指輪は外しません」
ウンジ 「だからちょっと汚れてきちゃったんですけど(笑)。でも、これを見るとメンバーのことを思い出すんです。個人で別の活動をしてるときも指輪さえ見れば、ちゃんとメンバーと繋がってる感じがします」
――いい話じゃないですか。あとは、どんなものがありますか?
ボミ 「チョロンさんはいつもサプリメントを持ってます。サプリを普段コンスタントに飲むのって難しいけど、チョロンさんはちゃんと時間を決めてしっかり飲んでるんです。そしたら、ほんとに元気になりました」
チョロン 「ビタミンとか体にいい健康サプリを持ち歩いてるんです。以前はなかなか疲れが取れにくかったり、病気になりがちだったんですけど、サプリで体に気をつけるようになってから健康になりました」
ハヨン 「ナムジュさんは、いつも鏡と櫛を持ってます」
ボミ 「あとナムジュさんは、チョコレートとかゼリーとかも持っていて、いつも鞄が重いんです(笑)」
チョロン 「ウンジさんは性格がサバサバしていて、以前はお化粧に気を使わなかったんです。でも最近はお化粧に関心を持つようになって、化粧ポーチを持つようになったんです。女性らしくなりました(笑)」
ウンジ 「ちょっとだけですけどね(笑)。あと、私は本を持ち歩いてます」
ボミ 「え〜、本当に読んでるの(笑)?」
ウンジ 「読んでるよ(笑)! ヒーリングにもなるし、いろんなことを考えるからいいなと思います。本を読んでるってことは、ちゃんと書いといてください(笑)」
――了解しました(笑)。あと、カップリングは「MYMY(Japanese ver.)」ですが、日本語で歌ってみていかがでしたか?
ウンジ 「私たちの曲は、〈NoNoNo〉もそうですが、飾り立てるわけではなく気持ちをあるがままに表現していて、楽な気持ちで受け入れやすいと思うんです。〈MYMY〉もそういう曲ですね。日本語バージョンにはなってますけど、韓国語バージョンの感覚を上手く活かしてもらえたんです。なのでサビの部分にしても、気持ちよく歌えました」
ボミ 「日本語バージョンで、“サランヘ”って韓国語が入ってるのがとても不思議な感覚でした」
――原曲もサビの“サランへ”がポイントになっていたので、日本語バージョンでもとても印象深いフレーズになったなと思います。では、Apinkとして、これから日本の活動でやってみたいことを聞かせてください。
チョロン 「日本で正式にデビューできたので、Apinkらしい、いい音楽をみなさんにお届けしたいと思います。ぜひ見守ってほしいです」
ナムジュ 「韓国ではデビューして今年で4年目になりますけど、日本ではやっとデビューできた新人なので、より多くの人たちに私たちの姿を見てほしいです。個人的には、できるだけ日本語でみなさんとコミュニケーションを取りたいなと思ってます」
ウンジ 「私も、ずっと待ってくださっていた日本のファンのみなさんの気持ちに応えていきたいなと思います。あとこれは個人的に考えていることなんですけど、6人それぞれに合うソロ曲を日本語バージョンで作っていただいて、それぞれの声を活かした曲をみなさんにお届けできればいいなと思っているんです。メンバーみんな綺麗な声なので聴いてほしいし、個性も伝わると思うんです。なので、そういう機会が1度くらいあってもいいかなと思ってます」
ボミ 「私は背が低いんですけど(笑)、できたら日本の雑誌のモデルをしてみたいです。そして、グループとしては、今後さらにもっとがんばっていって大きなステージに立てるようになりたいです」
ハヨン 「私は、小さな会場でもいいので日本でツアーをやってみたいです。いろんなところに行って直にファンのみなさんとお会いしたいし、私たちを知らない方もたくさんいるので、そういう方たちにも歌を聴いてもらいたいなと思います。あとは、モデルとかお芝居とか、そうしたお仕事を日本でもできたらいいなと思います」
ナウン 「〈NoNoNo〉もそうですけど、私たちの曲は、聴いてくださる人に希望を与えられる曲だと思うので、これから日本での活動をしっかり続けていって、聴いてくれるみなさんに力を与え続けられるグループでありたいなと思います」
取材・文 / 土屋恵介(2014年9月)
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