製作25周年を迎える
『スタンド・バイ・ミー』、そして
ロバート・デ・ニーロの出世作であり、製作35周年を迎える
『タクシードライバー』。映画史に残る珠玉の名作2タイトルのブルーレイが、6月22日(水)に国内で初めて発売されます。
HDデジタル・リマスター版でブルーレイ化を果たす両タイトル。『スタンド・バイ・ミー』には、
ロブ・ライナー監督、
ウィル・ウィートン(ゴーディ役)、
コリー・フェルドマン(テディ役)が25年ぶりに再会し、今だから話せる当時の裏話をたっぷりと語る、必見の映像特典を収録。『タクシードライバー』では、1986年に収録された
マーティン・スコセッシ監督と脚本家のポール・シュレイダーによる、DVDには収録されなかった貴重な音声特典、また、和訳とオリジナル脚本との違いを楽しむことができるピクチャー・イン・ピクチャーも和訳にて収録されています。
なお、去る3月10日、映画の舞台となったニューヨークでは、製作35周年を記念した『タクシードライバー』試写会が開催され、マーティン・スコセッシとポール・シュレイダーが登壇。両氏は、「デ・ニーロとは特に役柄についても映画についても話し合いを行ったことはなかった。話すまでもなく、彼がそこに立って髪を触る仕草だけでも、すでに役柄のすべてを語っているのがわかった。立っているだけで良かったんだ」と、デ・ニーロのカリスマ性のある天才的な演技について振り返っていました。
また、脚本には、映画で使われたよりも多くの孤独な主人公の告白が綴られていたそうですが、実はスコセッシは、その多くを“長過ぎる”という理由で映画からカットしたのだそう。「それを主人公に語らせなくても、大きなイエロー・キャブが街を走り抜けるだけで、すでに孤独を語っていたから、その必要がなかったんだ」というエピソードも披露しています。