藤倉大 2011/06/27掲載(Last Update:12/12/10 15:09)
現在、もっともユニークかつ画期的な音楽祭として注目を集めているノルウェーのプンクト・フェスティヴァル(Punkt Festival)にて、
藤倉大の個展コンサートが開かれることになりました!
プンクト・フェスティヴァルは、ノルウェー南部にある人口8万人の小さな街、クリスチャンサンで2005年から毎年開催されています。音楽祭のキューレーターは、北欧ジャズ/エレクトロニカ・シーンを牽引する2人の音楽家、ヤン・バングとエリック・オノレ。彼らは“Live Remix”という独自のコンセプトを掲げ、ジャンルの如何に関わらず、インプロヴィゼーションを主体にしたライヴ・パフォーマンスにスポットを当てています。
これまでこの音楽祭に出演したアーティストの顔ぶれも、
ブライアン・イーノ、ジョン・ハッセル、ギャビン・ブライヤーズなどのアンビエント勢から、
ニルス・ペッター・モルヴェル、アルヴェ・ヘンリクセンら北欧ジャズ/エレクトロニカ勢、
ビル・ブラッフォードやスウィート・ビリー・ピルグリムなどのロック畑のミュージシャン、さらにはエストニアの民族合唱団などまさに脱領域。
この冒険心あふれる音楽祭で、9月2日に藤倉大の個展コンサートが開催されます。
藤倉大は1977年生まれ、世界的な注目を集めている現代音楽の作曲家です。今年6月にリリースされた
デイヴィッド・シルビアンとのコラボレーション・アルバム
『ダイド・イン・ザ・ウール〜マナフォン・ヴァリエーションズ』で、その名を知った方も多いことでしょう。
今回は、デイヴィッド・シルビアンが、ゲスト・キューレーターとしてこの音楽祭に参画することになり、藤倉の作品が取り上げられることになりました。インプロヴィゼーション・ジャズともエレクトロニカとも無縁の藤倉の現代音楽作品が、聴衆にどのように受け入れられるのか。大注目のコンサートです!