1995年に起こった阪神淡路大震災の復興のシンボル曲として、神戸の人たちに歌い継がれていた「しあわせ運べるように」。今、東日本大震災での被災者に広がりつつあるというこの曲の生まれた経緯、込められた想いなどを一冊の本にまとめた
『CDブック しあわせ運べるように』が発売。さらに、収録音源はiTunesとレコうたで配信され、書籍とCD及び音源の印税は全額、被災者支援のために寄付されるとのこと。
この「しあわせ運べるように」は、阪神淡路大震災で自宅が全壊した神戸の小学校教諭・臼井 真氏が、震災から約2週間後、生まれ育った街の変わり果てた姿に衝撃を受け、わずか10分という短時間で作詞・作曲。その後、神戸復興を願うシンボル曲として、神戸で16年間大切に歌い継がれてきたもの。
書籍には、著者と子どもたちとの涙と笑顔と希望の物語がノンフィクションで描かれているほか、「しあわせ運べるように」が初の正式音源としてCD化。CDには<こども音楽コンクール>で文部科学大臣奨励賞を受賞した神戸市立住吉小学校合唱部、阪神淡路大震災の復興のシンボルとしてオープンし、世界的に活躍する指揮者・佐渡裕氏が芸術監督をつとめる「兵庫県立芸術文化センター」の事業として実施されている、全国からトップクラスの演奏技術を持つジュニア演奏家で構成されたスーパーキッズ・オーケストラらが参加しています。