2011年3月11日に発生した東日本大震災、今月起こった中国・九州北部豪雨など、今までにない異常気象や、交通事故、犯罪など、こどもを取りまく環境が激変している中、重要さが再認識されている危機管理教育。こどもたちが自分の身を自分で守れるように、こども自身が見て学べる防犯・防災DVDシリーズ『もしものときにできること』が発売に。
本作の監修は、生活者の視点から行なう危機管理教育の第一人者、危機管理アドバイザーの国崎信江。文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員、気象庁「緊急地震速報評価・改善検討会」委員、消防庁「消防審議会」委員など、各委員を歴任する国崎が、今のこどもたちのために、くりかえし楽しんで観ることのできるDVDとして全編の監修に携わっています。
DVDは、『地震・津波』『風水害・雪害・土砂災害・火山噴火』『火災』『交通安全』『犯罪防止』と各テーマごとに5本発売。「危機への備えは日常的に、何度でも継続的に行なうことが大事」なことから、こどもたちが観て楽しめること、何度でも繰り返し観られることをテーマに、様々なアニメーションや人形劇で構成。
かわいいこぶたのキャラクター“モーシ”と“シーモ”が家の中や公園など、様々な場面で危険に出会うプロローグ・アニメ『もしも劇場』にはじまり、メインとなる舞台は、ふしぎなモコモコのキャラクター3人が住む“ニーノ島”パペット劇場。ちょっと早とちりだけど、みんなをひっぱるリーダー的存在“ボウ”、しっかりもので、めんどう見のいい女の子“サニー”、マイペースだけれど、素直にもしものときの知識をしっかり学ぶ“ハービー”がこどもたちと同じ目線で、いろいろな危機が起きたときどうなるかを見ることのできる「もしも絵本」を見ながら、「こんなときどうなる?」と考え解決し、楽しく知識を学んでいくストーリー。
過去にも実写を使った一部教育専門ルートなどでの教育ビデオや紙芝居などはありましたが、今回のように、こども番組風の作りで楽しみながら観ることができ、一般の家庭でも購入できるDVDは初の試み。「このDVDは聴く、歌う、探す、真似してみるなど、子どもが夢中になって体験できる多様なアプローチで構成されており、繰り返し観ても何度でも夢中になれる工夫がなされています。好奇心が強く、新しい情報を吸収する力が優れている幼年期、児童の成長期に、日常的にみることで安全への理解を深めていただけたら」(国崎)とコメントを寄せています。
DVDでは、こどもが観る映像以外にも、保護者がこどもを守るために備えるべき知識と対策について国崎による解説映像、歌うだけで身を守る方法が学べる歌のコーナーなども収録されています。