大友克洋を筆頭に、日本のアニメーションを代表するトップ・クリエイターが結集したオムニバス・アニメ映画『SHORT PEACE』(7月20日より全国ロードショー)。『アニマトリックス』の
森本晃司監督によるオープニングから、『FREEDOM』の
森田修平監督による『九十九』、大友克洋監督の『火要鎮』、『ガンダム』シリーズのカトキハジメ初監督となる『武器よさらば』など、日本をテーマにした個性豊かな作品が並ぶ中、ひときわ異彩を放っているのが『GAMBO』。
『GAMBO』は、戦国時代末期の東北地方を舞台に、巨大な赤い鬼と白い熊との激闘を描く、新機軸のバイオレンス作品。監督は『鉄コン筋クリート』の安藤裕章、原案、脚本、クリエイティヴ・ディレクターには『REDLINE』や『スマグラー おまえの未来を運べ』の
石井克人、そして、キャラクター原案に『新世紀エヴァンゲリオン』や『おおかみこどもの雨と雪』の貞本義行という異色の組み合わせが実現。
貞本といえば、約18年にわたり執筆された貞本版『新世紀エヴァンゲリオン』が最終回を迎え大きな話題となっていますが、その貞本が『GAMBO』に参加することになったのは、大友克洋からの直接依頼だったとか。『SHORT PEACE』の土屋康昌プロデューサーは「石井克人さんに日本がテーマとだけ伝えて企画書をお願いしましたが、あまりにもぶっ飛んだものがあがって驚きました。大友さんがこれをとても面白がったので進めることにしたとき、大友さんからキャラクター・デザインを頼みたい人がいるという話になり、その場で大友さんが携帯から電話しプロジェクトへの参加を依頼した相手、それが貞本さんでした」と語っています。
また安藤監督も、貞本のキャラクター・デザインについて、「貞本さんには短時間でしたが予想以上の的確で魅力的なキャラを生み出してもらえました。特に女の子はかわいらしくも生々しさ持ち、『エヴァ』や『おおかみこども』とも雰囲気の違うデザインになったと思います」と言葉を寄せています。