今年で15回目を迎える、〈アカデミー賞〉公認によるアジア最大級の国際短編映画祭〈ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2013〉(実行委員長:
別所哲也 / SSFF & ASIA)のアワード・セレモニーが明治神宮会館で開催。ミュージックShort部門に今年新設された優秀賞“UULAアワード”が、
MAY'Sの楽曲「SKY」を使用した門馬直人監督のオリジナル・ショート・フィルム『ハヌル』に決定しました。
UULAアワードとは、才能あるクリエイターの発掘、育成を目的として、今年から新たに設立されたミュージックShort部門の優秀賞。映画や音楽の定額制見放題サービスとして、今年2月よりソフトバンクモバイルのスマートフォン向けにサービス提供を開始した総合エンタメ・アプリ「UULA」が、映画の視聴スタイルの変化、そして携帯でも映画を観られる環境が整ってきた今、才能あるクリエイターたちの作品をもっと世の中に広めていければと、若手映像作家の登竜門であるSSFF & ASIAの趣旨に賛同し、アワードを設立。
今回、UULAアワードに輝いた『ハヌル』は、特徴のあるしゃべり方や回想シーンなどでキャラクターが十分に表現されていた上、ストーリー性もある、まるで一本の長編映画を見終わったかのような満足感を得られる作品。さらに、音楽と映像がしっかりと融合し、切ない“別れ”のシーンも、MAY'Sの前向きな楽曲「SKY」によって、明るい未来を予感させる、悲しくも爽やかな余韻を残しています。
門馬監督は、SSFF & ASIAとUULAによる製作プロジェクトへの参加も決定しており、こちらでは、音楽と映像のコラボレーションをテーマに、数名のクリエイターたちがオリジナル・ショート・フィルムを制作するとか。完成した作品は、UULAで独占先行配信されるとのこと。お楽しみに。
<門馬直人監督からのコメント>
このような賞をいただけて、すごく嬉しいです。音楽と映画というのは、親和性が高いもので、お互いがお互いの可能性を広げてくれるものだと思っています。UULAとの共同製作プロジェクトでも、そういう音楽と映像のコラボレーション作品を作っていきたいと思います。
<MAY'Sからのコメント>
門馬監督の「曲を聴いた瞬間に映画のラストシーンを思いついた」という言葉がすごく嬉しかったです。「SKY」という曲自体はラブソングではないんですけれども、映画になったことで、歌詞を書いた自分でも、ラブソングだったっけな、って思ってしまうぐらい素晴らしい作品でした。
<SSFF実行委員長・別所哲也からのコメント>
今回、UULAとの取り組みで時代にそぐう素敵な関係ができたと思います。これからUULAでショートフィルムが配信されることも楽しみですし、音楽や映像コンテンツがスマートフォン含めいろんな形で楽しめるのは素晴らしいことです。ショートフィルムって、「スナックサイズムービー」とか言われたりするのですが、手軽に持ち運べるポータブルムービーなんですよね。長編映画と比べて、どこでも気軽に見れるのがショートフィルムの良さなので、その点において、UULAとショートムービーは相性が良いと思うんです、今後UULAのサービスを通じて、ショートフィルムが世界に広がっていけばいいなと思います。そして、音楽と映像のコンビネーションを楽しんで欲しいですね。若手の映像作家の登竜門といわれているSSFFですが、新しいサクセスストーリーが映画と音楽のコラボレーションで生まれていってほしいです。作品はもちろん、どんなクリエイターとの出会いがあるか、そしてそこにどんな音楽、俳優、脚本家などの映像の未来地図をつくる人たちが集まってくるか、今からワクワクしています。ショートフィルムを楽しもうとしている人とつながれる場所がUULAなので、まずは映画祭がクリエイターとつながる役割になり、キラキラ輝くスターが今後生まれてくればいいなと思います。これからもいろんなミュージシャンやアーティストの方々がもっと参加してくれたら嬉しいです。