『モンサントの不自然な食べもの』や『世界が食べられなくなる日』に続く、遺伝子組み換え食品を描いたドキュメンタリー映画、『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』が4月25日(土)より東京・渋谷アップリンク、名古屋名演小劇場にて公開されます。
――3人の子どもを持ったことで“食”について考えるようになった一人の父親であり、映画監督であるジェレミー・セイファート。種が大好きな長男の影響もあって「遺伝子組み換え生物=GMO」に興味を持つ。そもそもアメリカでは表示義務すらないため、GM食品の存在自体がほぼ知られていないのが現状。疑問に思ったジェレミーは、家族と共に遺伝子組み換え食品の謎を解く旅に出る――。
本作は、遺伝子組み換え市場シェア 90%のモンサント本社や、ノルウェーにある種を保管する“種子銀行”の巨大な冷凍貯蔵庫、GM食品の長期給餌の実験を行なったフランスのセラリーニ教授など、世界各国への取材を重ねることで食産業の実態を描き、遺伝子組み換え食品の真実を追うドキュメンタリーであり、「どんな食べものを、家族で選択していくのか」という答えをみつけるまでの、家族の成長物語でもあります。
■『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』
2015年4月25日(土)全国順次公開
監督 / 脚本 / 編集: ジェレミー・セイファート
2010年、初監督作品『DIVE!』は食料問題や飢餓が環境問題における抜本的な改革として紹介し、世界中の 22 の映画祭でさまざまな賞を受賞した。その後、制作会社コンペラー・ピクチャーズを創設。現在、映画監督として、また環境活動家として、アメリカ中を旅して、人道主義と環境問題について講演を行なっている。『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』は2作品目にあたる。現在、ジェレミーと妻のジェンは、ノースカロライナ州にフィン(7歳)、スコット(4歳)、パール(2歳)の3人の子供と一緒に住んでいる。
出演: ジェレミー監督のファミリー / ジルエリック・セラリー二 / ヴァンダナ・シヴァ配給・宣伝: アップリンク
協力: 大地を守る会、生活クラブ生協、パルシステム生活協同組合連合
字幕協力: 国際有機農業映画祭