メンヘラ当事者が、アートを通して世界とつながることを目的とした展覧会〈メンヘラ展 Dream〉が2016年1月23日(水)から2月3日(水)まで、東京・阿佐ヶ谷 TAV GALLERY(
tavgallery.com)で開催されます。展示最終日である2月3日には、2015年に10年ぶりの個展〈明るい絶望〉を開催した、「3331 Arts Chiyoda」統括ディレクターにして東京藝術大学絵画科准教授であり、
『ポコラート宣言』『福祉×表現×美術×魂』などの著作を持つ中村政人をゲストに、トーク・イベントと出展作品の講評会が行なわれます。
2014年より開催され今回で第6回目となる〈メンヘラ展〉について、東京芸術大学油画科に在籍する学生であり、自身も物質誘発性精神病性障害を抱えるメンヘラ当事者である主催の“あおいうに”は、その趣旨を「メンヘラに“夢を与える”、メンヘラが“夢を与える”という意味付けで、〈メンヘラ展 Dream〉と名付けました。今まで、自傷のような内面性の発露でしかなかった私たちのアートが、社会と繋がることを夢見ているだけだった私たちが、今度は人や社会に“夢”を与える。そんな、展示にしていきたいと思っています」と語っています。