世界の第一線で活躍するジャズ・ピアニストの
チック・コリア(Chick Corea)と
小曽根 真が、2016年5月に日本で初のアコースティック・デュオ・ツアーを実施します。ツアーは5月7日(土)の神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに、5月19日(木)東京・赤坂 サントリーホールや5月27日(金)の愛知県芸術劇場など、全国9ヵ所で公演を開催。このツアーに加え、5月14日(土)にはNHK交響楽団の第1835回定期公演Aプログラムへの出演、さらにチック・コリアのソロ公演も3回予定されています。
今回のツアーは、チック・コリアと小曽根が出会って30余年の年月を経て実現した待望のピアノ・デュオ。チック・コリアは、通常PAマイクを使用しての公演スタイルを持ちますが、今回のツアーではすべてマイクを使用せず、完全なアコースティックでの演奏を展開します。
チック・コリアと小曽根の出会いは1982年、ボストンのバークリー音楽大学での出来事にまで遡るもの。自身のライヴのためにバークリー音楽大学を訪れたチック・コリアが、たまたま同じ日にライヴをしていた小曽根に目を留めたのがきっかけでした。2人がステージで初めて共演したのは1996年の〈パルテノン多摩 サマー・ライヴ〉。
モーツァルトによる2台のピアノのための協奏曲を共演し、その後も2人で共演を重ねています。レコーディングにおいては、小曽根のデビュー20周年記念作としてリリースされたアルバム
『トレジャー』(2002年)、そして東日本大震災を受けて小曽根が制作したチャリティ・アルバム
『LIVE & LET LIVE〜LOVE FOR JAPAN』(2011年)で共演しています。