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SEALDs映画を特別先行公開、渋谷アップリンクで〈世界を変える、社会を変える、映画特集〉開催

2016/03/17 15:05掲載
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SEALDs映画を特別先行公開、渋谷アップリンクで〈世界を変える、社会を変える、映画特集〉開催
 一生囚われの身になるか、裏切者として生きるか、イスラエル兵に捕えられた1人の青年が迫られる選択をめぐり、パレスチナの今を生き抜く若者たちを描いた『オマールの壁』(4月16日公開)の公開を記念して、東京・渋谷 アップリンクでは特集上映〈世界を変える、社会を変える、映画特集〉が2016年4月16日(土)から開催されます。

 この特集では、東京を中心に立ち上がった学生団体「SEALDs」に密着したドキュメンタリー映画『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』(2016年)の先行上映をはじめ、今回が初の劇場公開となる倉岡明子監督が2003年から2012年にかけてパレスチナを撮った『だから まいにち たたかう』(2012年)ほか、『パラダイス・ナウ』(2005年)、『未来の食卓』(2008年)、『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』(2008年)、『世界が食べられなくなる日』(2012年)、『みんなのための資本論』(2013年)、『怒れ!憤れ!−ステファン・エセルの遺言−』(2012年)、『NO』(2012年)の全9本が選ばれています。

いつもと変わらない穏やかな日常に幸せを感じるのはごく自然な感覚です。でも、世の中の出来事に敏感であればあるほど、その日常の幸せからは程遠い現状に気づかざるをえません。その現実に気づいた時、だまって現状に身を委ねるのか、それともその現状に抗い、日常の幸せを目指すのかという二つの選択があります。
この特集では身の回りの「水道水」や「食品」といった生活レベルの問題から、国家レベルの問題、さらに国家より大きな力を持つようになったグローバル企業の策略を映画によって知ることができます。
特集の中の1本『怒れ!憤れ!−ステファン・エセルの遺言−』で描かれるステファン・エセルの「無関心はいけない。世の不正義に目をつぶるな。怒りを持って行動せよ」の言葉のように、まず関心を持ち、そして現状に抗うきっかけとなる作品を特集上映します。

――アップリンク代表 浅井 隆

わたしの自由について〜SEALDs 2015〜
(C)2016 sky-key factory, Takashi NISHIHARA

映画『オマールの壁』公開記念
「世界を変える、社会を変える、映画特集」

www.uplink.co.jp/omar/special.php
2016年4月16日(土)〜
東京 渋谷 アップリンク

[特別先行上映]
『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』
www.about-my-liberty.com/
東京を中心に立ち上がった学生団体「SEALDs」。2015年、日本国憲法第9条で定められた戦争放棄に反する政府の動きに危機感を抱いた彼らは、ラップを取り入れたコール、洗練されたデザイン、ネットを駆使した発信など、新しいスタイルの抗議活動で瞬く間に注目を集めた。手探りで社会運動を開始した、数名の若者たちの激動の夏に密着したドキュメンタリー。

[特別上映]
『だから まいにち たたかう』
自らが動かないと何も見えて来ない――。世界の人々の生活と過酷な現実。子供達が将来に希望を抱くことが困難な世界がそこにはある。『六ヶ所人間記』『夏休みの宿題は終わらない』等の作品で知られるドキュメンタリスト倉岡明子という一人の旅人が、イスラエルの占領下そしてレバノンの難民キャンプで生きるパレスチナ人のもとを訪れた2003年から2012年までの見聞記。

『パラダイス・ナウ』
※第63回ゴールデングローブ最優秀外国語映画部門受賞
※第78回アカデミー賞外国語映画部門ノミネート

パレスチナで自爆攻撃に向かう二人の幼馴染みの若者の友情の物語。イスラエル人プロデューサーと手を組んだパレスチナ人監督ハニ・アブ・アサドが、ヨーロッパ各国と共同で制作を行ない、これまで語られることのなかった自爆攻撃者の葛藤と選択を描く。

『未来の食卓』
2006年、南仏のバルジャック村では、子供たちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”という前例のない試みに挑戦。自然の豊かさを学んでいく子供たちとともに、小さな村が少しずつ変化していく。「食」への警告と「今すぐに行動すれば希望は失われない」という希望が込められた奇跡のドキュメンタリー。

『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』
「地球温暖化は“どうやって”生きるかの問題だが、水危機は“生きられるかどうか”の問題なのだ」と語るサム・ボッゾ監督が、世界で起きているさまざまな“水戦争”を世界規模で追跡していく。水をめぐる「私たちの戦争」についてのドキュメンタリー。

『世界が食べられなくなる日』
20世紀に生まれた“遺伝子組み換え”と“原子力”。「後戻りができない」「すでに世界中に拡散している」「体内に蓄積されやすい」……いのちの根幹を脅かす二つのテクノロジーの意外な共通点。安全な世界を未来の世代に残すために出来ることは何なのか?“食の重要性”を訴え続けるフランス人監督ジャン=ポール・ジョーが浮き彫りにするもうひとつの“不都合な真実”。

『みんなのための資本論』
経済格差と経済恐慌との関連は何なのか?中流階級に何が起きたのか?わかりやすい解説に“目からウロコ”の連続!日本もこのままじゃマズイ!クリントン政権下で労働長官を務め、アメリカを代表する経済学者ロバート・ライシュが「明日のためにやるべきこと」を教えてくれる最後の講義。

『怒れ!憤れ!−ステファン・エセルの遺言−』
世界の不公正に抵抗した矜持の人、ステファン・エセル。93歳の元レジスタンス闘士が書いた、わずか32ページのパンフレットが、全世界30ヵ国語に翻訳され、多くの若者の心を動かした。2013年2月27日に死去した彼のその遺言というべき書、「怒れ!憤れ!」を『ガッジョ・ディーロ』『愛より強い旅』のトニー・ガトリフ監督が映像化。

『NO』
CMは世界を変えられるのか!? 若き広告マンが恐怖政治に挑んだ、政権打倒キャンペーンの行方は?パブロ・ラライン監督の長編『トニー・マネロ』、『検死』に続くチリ独裁政権3部作の完結編。広告の力が社会に与える影響を観る者に問う、傑作社会派エンタテインメント。
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