“ポスト・ヌーヴェルヴァーグ”を代表する映画監督、
フィリップ・ガレルの最新作「パリ、恋人たちの影」が2017年1月21日(土)より、東京・渋谷 シアター・イメージフォラームほか全国で順次ロードショー。それに先がけ予告編が公開されています。
クロティルド・クロー、
スタニスラス・メラールらが出演する「パリ、恋人たちの影」。二人三脚で映画を撮るドキュメンタリー作家“ピエール”とその妻“マノン”、ピエールと偶然に出会い恋に落ちる若き研修員“エリザベット”の3人が織り成す物語を通して、男女の普遍的な愛の形が描かれています。
公開された予告編は、
『ジェラシー』でもガレル作品に参加した、
ジャン=ルイ・オベールによる美しい音楽にあわせ、パリを舞台に繰り広げられる愛の物語が、モノクロ映像で切り取られています。撮影監督を務めたのは、
エリック・ロメール監督作
『満月の夜』などで知られるレナート・ベルタ。またヌーヴェルヴァーグを彷彿とさせる叙情的なナレーションを、監督の息子でもある俳優の
ルイ・ガレルが務めています。
なおシアターイメージフォーラムでは「パリ、恋人たちの影」の公開に合わせ〈Philipple Garrel RETROSPECTIVE2017〉と題した、ガレル作品の特集上映を同時に開催。かつてのパートナー、
ニコが主演を務めた
『内なる傷痕』や、第62回〈ヴェネツィア国際映画祭〉で“銀獅子賞”を受賞した
『恋人たちの失われた革命』などが上映されます。詳しくは映画公式サイト(
www.bitters.co.jp/koibito)をご覧ください。
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「パリ、恋人たちの影」2017年1月21日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国ロードショー
www.bitters.co.jp/koibito[あらすじ]
夫・ピエールの才能を信じ、二人三脚でドキュメンタリー映画を制作する妻・マノン。映画制作に行き詰まりを感じていたある日、ピエールは若い研修員のエリザベットと偶然出会い、恋に落ちる。あるときエリザベットは、予期せずピエールの妻マノンが浮気相手と会っているところを目撃し、彼に告げるが――思い描いていた未来とは少し違う現在に、満たされない想いと孤独を抱える男と女たち。愛されたいと彷徨う3人が行きつく先とは……。
監督 / 脚本: フィリップ・ガレル
共同脚本: ジャン=クロード・カリエール
撮影: レナート・ベルタ
出演: クロティルド・クロー / スタニスラス・メラール / レナ・ポーガム配給: ビターズ・エンド
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