aiko自身最大規模の全国ツアー〈Love Like Pop vol.15〉の追加公演〈Love Like Pop vol.15 add.〉が、さいたまスーパーアリーナで2月24日(日)千秋楽を迎えました。4都市7公演にわたる追加公演では、すべてアリーナ会場を回ったものの、チケットは即日完売。千秋楽となったさいたまスーパーアリーナ公演2daysも超満員のなか行なわれました。
今回のツアーでは、XYLOBAND(ザイロバンド)という内蔵されたLEDが光るリストバンドを開場時全員に配布。全員参加型の照明を試みており、この日も1曲目となる「ジェット」が始まりaikoがステージに姿を見せるやいなや、真っ暗だった会場全体のXYLOBANDが一気に点灯し、一瞬にして会場は赤・白・青・緑の4色の鮮やかな光と大歓声に包まれました。
ライヴ中盤、「歌えば歌うほど育っていっている感じがする」と本人も語る、「Aka」のエンディングでは、壮大なストリングスの演奏と共に赤い光だけが会場に灯り、幻想的な雰囲気にうっとりする場面も。
そして、オープニングではTシャツに真っ赤なボトムスというボーイッシュな服装だったaikoが、色とりどりの鮮やかなドレスに着替え、花道 中央にあるセンターステージへ軽やかに再登場すると、ジャジーな「傷跡」やインディーズ時代から大事に歌い続けているという「二時頃」など数曲をバンドメンバーと共にしっとりと演奏しました。
また、今回の追加公演では、楽曲にまつわる爆笑エピソードを披露した後、「では、その曲を歌います! 聞いて下さい!」と紹介し「カブトムシ」 を演奏。各会場ごとに異なるカブトムシエピソードで毎回笑いに包まれながらも、aikoが歌い出すと一転、アリーナ全体がaikoの歌声にじっと聞き入る。
ロック・チューンではステージ、花道を所狭しと駆け回り、バラードではしっとりと歌い上げ、MCでは会場を爆笑の渦に巻き込むaiko。約3時 間にわたる初のさいたまスーパーアリーナ公演も、時間を感じさせないほどあっという間、大成功のうちに終了しました。
なおこの日のアンコールでは、会場へ集まったファンへaikoからの嬉しい報告が。待ちに待ったライヴDVDが、なんと3枚組で今春リリースされることをaiko自ら発表。一昨年発売された『ポップとロック』以来となるライヴDVDは、ライヴハウス・ツアー、夏の野外ゲリラ・ライヴ、そしてこのアリーナツアーと、3 種の異なるライヴを収めたDVD-BOXになる模様。発売日やタイトル等の詳細な発表については続報が待たれるところ。aikoのDVDではおなじみの、特典映像ももちろん収録されるそうなので、こちらも乞うご期待!(※写真は「Love Like Pop vol.15 add.」1月19日(土)横浜アリーナ公演の模様)