1970年、34歳の若さでニューヨークのイースト・リヴァーで謎の死を遂げたフリー・ジャズの伝説のサックス・プレイヤー、
アルバート・アイラー。彼が絶頂期にデンマークDebutに残した代表作3作
『マイ・ネーム・イズ』(MZCB-1213 税込2,600円 / 写真)、
『ゴースト』(MZCB-1214 税込2,600円)、
『スピリッツ』(MZCB-1215 税込2,600円)が2月24日に13年ぶりに復刻されます。
メインストリームのジャズ・サックス奏法を習得後、破壊的な前衛スタイルを確立したアイラー。
ジョン・コルトレーンが強い影響を受けたと語ったり、日本では
菊地成孔が自身の著書『東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録』のタイトルに引用するなど、世界のミュージシャンに影響を与えてきました。
『マイ・ネーム・イズ』(63年)は、スタンダードを中心とした人気作で、『ゴースト』(64年)は、これまた名盤と名高い『スピリチュアル・ユニティー』(64年)の2ヵ月後に録音された、同タイトルの名曲をフィーチャーした作品。『スピリッツ』はサニー・マレイを向かえダブル・ベースを加えた圧巻のサウンドが楽しい一枚となっています。
国内では長らくCDは廃盤状態となっていましが、今回オリジナルLPのジャケットを再現した紙ジャケ仕様、高音質HQCD仕様、帯には菊地成孔がコメントを寄せるなど、充実の復刻となっています。