今年1月に復活した
安全地帯が10月6日(水)、全国ツアーの追加公演を日本武道館で行ない(このステージに立つのは18年ぶり!)、大盛況のなか幕を下ろしました。
なお、この模様は、11月4日にWOWOWで独占放送、さらに12月8日には、この武道館のライヴ映像と、同ツアーのバックステージのドキュメントを収めた2枚組DVD『安全地帯“完全復活”コンサートツアー2010 Special at 日本武道館〜Starts & Hits〜「またね…。」DVD』の発売も決定しています。
18年ぶりの日本武道館、安全地帯は、圧倒的な迫力と存在感で登場。今回のツアーでおなじみ、1曲目を飾った「じれったい」とともに一気に歓声が沸き上がり、いつにも増した気合と、意気込みを感じる演奏がスタート。
その後も「熱視線」「好きさ」など、代表的なヒット曲を次々と披露、ファンの歓喜の声とともに魂のこもった歌声が響き渡り、会場はひとつに。「プルシアンブルーの肖像」「月に濡れたふたり」では、大人のムード、セクシーさで翻弄する安全地帯ならではの世界観を打ち出し、会場全体を惹きつける圧巻のパフォーマンス。また、イントロから印象強く存在感のある「蒼いバラ」、往年の大ヒット代表曲にまったく引けをとらない完全復活第1弾の曲に、会場は聴き入っていました。
そして、温かい声援とともに始まったアコースティック・ライヴは「帰ってきたよ!」と、
玉置浩二の呼びかけからはじまり、「アンコール公演ということで、こんなにたくさんの方が見に来てくれて、最高です! 安全地帯のメンバーが全員生きてる! 元気! そして、最高のサポートメンバー、3年間どうしようもなかった僕を、ステージに上げてくれたスタッフ、ありがとう」とMC。「僕は自分の中に愛がある。愛があるから、こけるし倒れるし、ワイドショーのネタになる。うまく器用にこなせない。(そして)皆さんの心の中に愛があるのを信じています。だから見に来てくれてる。日々いやなことがあるから、でもその分、愛がある」、「今日は、いい歌で(皆さんに)返したいと思います。これからも、歌い続けるので、いつか皆の愛がひとつになるといいなと、思っています」と、皆に感謝とともに力強く宣言!
アコースティック・ライヴは、「ワインレッドの心」から始まり、ファンも、会場の真ん中に集まるメンバーを見守り、温かいライヴが続く。「陽水さん、いい詞を書いてくれてくれてありがとう」とのメッセージとともに、「恋の予感」を歌い上げ、スペシャル・ヴァージョンとして、急遽、ソロ時代の「田園」を歌い、「みんな、ここにいる。愛はどこにも行かない」とメッセージを込めて歌うサプライズも!
また、親交が深かったパク・ヨンハとの出会い、曲を作ったエピソードや思い出を語りながら、「パククンまたな」とメッセージを送り、「パク・ヨンハさんと、みんなに贈ります」と「Friend」を熱唱。MCもより特別で、心に響く温かい演奏が続く。
アコースティックの後は、「おれの声は届いているかー」と熱く呼びかけ、アップ・テンポな「Lonely Far」「どーだい」を熱唱! その後、まさに、完全復活した安全地帯が2010年に新たに作り出した名曲「雨」、「オレンジ」を歌い上げ、30年にわたりリスナーを魅了してきた代表曲に引けをとらない存在感と素晴らしいメロディで会場を魅了。
「今、こうやって、安全地帯をステージに上げてくれた皆、ありがとう!」の熱いメッセージとともに、最後は「悲しみにさよなら」を会場全員で大合唱。数々の困難を乗り越えてきたからこそ出せる圧巻の演奏は、会場に集まった8,000人の心に確実に響くライヴとなりました。
5人の肩を組んでステージに挨拶、抱き合い、ステージを去る姿に、短期間では成し得ない、温かく強い連帯感がひしひしと伝わり、場内が明るくなるまで、ずっと鳴り止まない歓声が、今回の公演の素晴らしさを物語っていたのでは。