いよいよ今週末、7月15日(日)、16日(月・祝)に開催が迫るフェス<NANO-MUGEN FES. 2012>では、ライヴ実施における再生可能エネルギーを活用する取り組みの一環として、「Next 1 Create」社による太陽光発電「ECO LIVE SYSTEM」を使用し、コンサートで使用する電力の一部を太陽光エネルギーに置き換え、フェスを実施するとのこと。
「ECO LIVE SYSTEM」は、昼間の内にソーラーパネルから太陽光のエネルギーを吸収し、それらをバッテリーに充電、夜間のコンサートの電力へと活用するシステム。これは、2006年より<NANO-MUGEN FES.>や
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの舞台制作・演出などで共にライヴを制作してきたNext 1 Create社により2011年に開発され、世界で初めて太陽光発電により蓄電し、移動できるシステムを使ってのコンサート実現を可能にしたもの。Next 1 Create社は、今まで無意識に使用していたコンサートでの電力を少しでも節約し、少しでも従来とは異なる地球環境を考えた形態を考えるべきではないか、という思いから「ECO LIVE SYSTEM」の開発及びテストを繰り返してきたとか。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのライヴ現場でも、今年の2月に行なわれた武道館2daysや幕張イベントホール、大阪城ホール公演にて実験的に活用されており、このたび、長時間のフェスとしては初めて<NANO-MUGEN FES. 2012>にて導入。ちなみに現状は、まだ会場全体をカバーするまでには至らないとのことですが、Next 1 Create社では、今後コンサート業界も環境を配慮した運営にむかうことを理想として取り組んでいくと、発表しています。
■『ECO LIVE SYSTEM』に関して
NEXT 1 CREATE社 市川訓由より 2011年3月11日、東日本大震災により今までにない被害に見舞われた日本。今なお全国的にも節電を余儀なくされ、私たちはエネルギーや資源の大切さを痛感しています。それに伴い、世界中で原発について議論されたり、自然エネルギーや環境問題に対する関心が高まり、太陽光発電や風力発電などのクリーンエネルギーに注目が集まっています。そこで、30年以上にわたり、日本のコンサート業界に関わっている演出家の市川訓由(いちかわくによし)は「今まで無意識に使用していた大量の電力を少しでも節約し、従来とは異なる地球環境を考えたコンサート形態を考えるべきではないか」と思い、震災の約2年前から取り組んできた全く新しいコンサート形態となる“ECO LIVE SYSTEM”を2011年に開発致しました。
この“ECO LIVE SYSTEM”とは、太陽が燦燦と降り注ぐ昼間の内にソーラーパネルからエネルギーを吸収し、それらをバッテリーに充電、そして夜のコンサートの電力へと活用するシステムです。今の段階ではまだ、コンサートで使用する全ての電力をまかなうことは出来ませんが、世界で初めて太陽光発電により蓄電し、移動できるシステムを活用したコンサートが実現可能となりました。この挑戦は日本が未曾有の大震災にあってしまった今だからこそ、エネルギーの大切さやコンサートそのもののあり方をNANO-MUGEN FES. 2012と共に提案し、メッセージとして世界に発信することが大切だと考えます。
2011年10月28日〜30日の3日間、米国・フロリダ州オーランドのオレンジカウンティ・コンベンションセンターで開催された、ライブイベント、クラブ、テーマパーク、シアターなど、あらゆるエンターテイメント空間を演出するための製品と技術、ソフトが一堂に会する米国最大の展示会「LDI(Lighting Dimensions International)2011」にて、太陽光発電を利用した“ECO LIVE SYSTEM”を披露し、見事Best New Product賞を受賞しました。この一歩は地球の未来への大きな一歩ととらえ、この挑戦は震災後のこのタイミングだからこそ、日本からの今後のLIVEのあり方を世界に先駆けてメッセージすることに意味があると考えております。なお、このシステムは日本では特許を取得し、現在アメリカとイギリスでも特許申請中です。
《ECO LIVE SYSTEM に関するお問合せ》ECO LIVE SYSTEM by Next 1 Create
160-0017 東京都新宿区左門町13 磯部ビル6F
Tel. 03-3226-7840 Fax. 03-3226-7872
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