一昨年、復活した
CYNIC(シニック)が素晴らし過ぎるアルバム
『Traced In Air』をリリース(続くニュー・アルバムを現在制作中とのこと!)、全国のテクニカル / プログレッシヴ・メタル・ファンを狂喜させたのは記憶に新しいところですが、今度はなんと2006年に再結成を果たした
ATHEIST(エイシスト)がニュー・アルバム『Jupiter』(写真)をリリース!解散前最後のアルバム
『Elements』以来実に17年ぶりのオリジナル・フル・アルバムとなります。発売はSeason Of Mist recordsよりEU盤が11月9日、US盤が11月9日に予定されています。
同郷のCYNIC、オランダの
PESTILENCE(ペスティレンス)と並び、1980年代後半より活動をスタートさせたATHEIST。デスメタルをベースにラテンやファンクを導入、目まぐるしく展開する複雑な楽曲と鬼の超絶テクニックで1990年代を代表するプログレッシヴ・メタル・バンドとなりました。途中、超絶技巧保持者のオリジナル・メンバーRoger Pattersonが交通事故で急逝するという悲劇に見舞われながらも活動を続け、3枚の名作を残すも1994年に解散。近年再び盛り上がりを見せていたテック / プログレッシヴ・メタルの波に押されてか2006年に復活を遂げ現在に至ります。現ラインナップは、オリジナル・メンバーKelly Shaefer(vo, g)、Steve Flynn(dr)の2人に、アトランタのテック・スラッシュGNOSTICからJonathan Thompson(g, b)、Chris Baker(g)が加わった編成。
古くからのファンはもちろん、
OBSCURA(オブスキュラ)や
THE FACELESS(ザ・フェイスレス)、VEIL OF MAYAなどを聴いてこの手のサウンドが好きになったファンも要注意!未聴の方は、昨年Relapseよりレア・トラック多数追加収録で堂々再発された初期3作『Piece Of Time』(1989)、『Unquestionable Presence』(1991)、『Elements』(1993)、及び〈Wacken Open Air 2006〉での勇姿をパックしたライヴ盤『Unquestionable Presence: Live At Wacken』をまずはチェックです!