2017年11月23日(木・祝)より、現音楽監督サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)との最後の来日公演を開催する
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。その第1コンサートマスターを務めるヴァイオリニストの
樫本大進を含む、ベルリン・フィルのトップスター8名から成る“
ベルリン・フィル八重奏団(Philharmonic Octet Berlin)”がCD『
シューベルト: 八重奏曲』(BPOC-0001 3,000円 + 税)を11月15日(水)にリリース。
ベルリン・フィル八重奏団は、
シューベルトの八重奏曲を演奏するために、約80年前に結成されたベルリン・フィル最古の室内楽グループ。2013年に樫本のほか、ヴィオラにアミハイ・グロス(Amihai Grosz)、ホルンに
シュテファン・ドール(Stefan Dohr)、ファゴットにモル・ビロン(Mor Biron)という、文字どおり21世紀のベルリン・フィルの“顔”とも言えるメンバーたちが加わり、新たなスタートを切りました。
本作は、2014年1月、そして2017年1月の来日公演でも好評を博したシューべルトの八重奏曲を収めたもの。ベルリン・フィル八重奏団として同曲の録音は19年ぶりとなり、メンバーは「シューベルトがなぜ“歌曲王”と呼ばれているのか不思議。シューベルトは、ピアノも、ヴァイオリンも、室内楽も素晴らしい。この八重奏曲には音楽のすべてがつまっている」と語っています。
レコーディング・プロデューサーは、彼らの音楽を熟知しているベルリン・フィルのチーフ・エンジニア、クリストフ・フランケ(Christoph Franke)が担当。3日にわたるセッション録音により、世界的奏者8人それぞれの音色が際立つうえに、アンサンブルの素晴らしさも伝わる仕上がりとなっています。初回仕様限定盤には、メンバー8人が語るシューベルトの八重奏曲およびフランケが、今回の録音について語ったインタビューを全収録したブックレットが付属します。
ベルリン・フィルの来日と本アルバムのリリースを記念し、スマートUSENでは11月15日(水)より12月6日(水)にかけて、特集チャンネル「樫本大進とベルリン・フィルの仲間たち」の配信も決定。この番組では、「シューベルト: 八重奏曲」のほか、ベルリン・フィルによる過去の名演奏から樫本大進のソロ作品まで、さまざまな音源を織り交ぜて聴くことができます。
©Keita Osada