MINISTRY(ミニストリー)や
THE REVOLTING COCKS(リヴォルティング・コックス)のメンバーとしておなじみ、米シカゴを拠点に活動するスコットランド出身の才人
Chris Connelly(クリス・コネリー)。近年では
SONIC YOUTH(ソニック・ユース)のSteve Shelleyと組んだ
THE HIGH CONFESSIONS(ハイ・コンフェッションズ)への参加が話題となった彼が、強力ソロ・アルバム『Artificial Madness』(写真)をリリース! ボーナス・トラックを追加収録した
国内盤(YSCY-1183 税込2,100円)が1月11日に発売となりました。
スコットランドから登場した1980〜90sのエレクトロニック・ボディ・ミュージックを代表するグループのひとつ、
FINITRIBE(フィニトライブ)のオリジナル・メンバーとして登場、以降MINISTRYをはじめPIGFACE、MURDER Inc.など、Wax Trax!やInvisible Records周辺のバンドに多数参加、90sインダストリアルの顔というべき存在となっているChris Connelly。本作は2010年リリースの
『How This Ends』以来となるソロ作品です。
ソロでは渋い歌声を活かした独特のポップ・センスで聴かせる楽曲が特徴的でしたが、今回はなんと、
WOLVES IN THE THRONE ROOM(ウルヴズ・イン・ザ・スローン・ルーム)、
NACHTMYSTIUM(ナクトミスティアム)といった現代USを代表するブラックメタル・アクト、はたまた米テネシーはナッシュビルのレイジング・メタル・クラストASSCHAPELのメンバーや、シカゴ産ドゥーマー
MINSK(ミンスク)の元メンバーを従えての制作! とは言えインダストリアル・メタルはおろか、メタル色はほとんどなし。全編にわたりChrisならではのリリシズムが貫かれた、
BAUHAUS(バウハウス)、
KILLING JOKE(キリング・ジョーク)を彷彿とさせるポジパン / ポスト・パンク作品に! しかも古さを感じさせないモダンなダーク・パンクに仕上げられており、これがめちゃめちゃかっこいい! BAUHAUSがいなくてもChrisがいる!と言いたくなる強力作です。
ニューウェイヴ / ポスト・パンク・ファンはもちろん、VON経由でポジパン好きになったブラックメタル・ファン、近年のポートランド産クラストや
AMEBIX(アメビクス)などのファンもぜひお試しあれ!