クロ・マグス 2002/12/10掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
80年代にポコっと突然現れた“NYHC”。ヘヴィ・メタル+ハードコアのクロスオーヴァーが生み出す濃縮サウンドは、バンド自体のいかにも悪そうな見た目(しかもホントに悪かったりする)と伴い、急激にシーンの中央へと。この極初期に、後に
SICK OF IT ALLなど“今”を代表するバンドたちの礎となったのが“
CRO-MAGS”。86年の1stアルバム『THE AGE OF QUARREL』で聴けるのは、その“あばれはっちゃく”ぶりが容易に想像できる、燃えるテンションの数々。しかしその後は、オリジナル・メンバーである
ジョン‘BLOOD CUT’ジョセフ(vo)、
ハーレイ・フラナガン(b)、
パリス・メイヒュー(g)の3人の仲が悪化も悪化(告発されて刑務所送りになった、金を持ち逃げした、曲をパクった、などなど山のように)。そのため2ndアルバム『BEST-WISHES』ではハーレイがヴォーカルもとり、ジョンは脱退。その後、サウンドはもろヘヴィ&スラッシュなメタルへと変化し、バンド内では問題勃発の嵐。なのにまたこのメンバーで結成したり、やっぱ脱退したり、もうどうにでもしてくださいって誰もが思っていた矢先! なんとCRO-MAGSが初来日!?の情報が! しかもジョン&ハーレイが復活。ホントに来るの?ってか大丈夫なのでしょうか。
2002/2/13 渋谷ON-AIR WEST
2002/2/15 名古屋CLUB QUATTRO
2002/2/16 心斎橋CLUB QUATTRO
(3公演とも12/21発売、先行予約は“
e+”“
net-flyer”にて、問い合わせは
SMASH)
CRO-MAGSの
公式HPでは、「ハーレイ・フラナガンはジョン‘BLOOD CUT’ジョセフとはツアーをしない」なんて書いてあるんですけどねー・・・・・・、また仲直りしたのでしょうか? 無事に来日することを祈りつつ。
デビュー前のデモ音源をまとめた『Before The Quarrel』(写真)なんかは、必聴どころか殿堂入りの大傑作ではありますが、1st以降の作品はどうも・・・・・・。メタル派は後期、ハードコア派は初期、とすっぱり分かれてしまう事実。でも、これを逃したら二度と観れないかも?っていうのもまた事実。やっぱ行っときますか?