今年2月には6年ぶりの来日公演を大成功させ、大きな脚光を浴びた
ダリル・ホール&ジョン・オーツの
ダリル・ホール(Daryl Hall)が、ヴァーヴ・フォーキャストへ移籍して完成させた、実に15年ぶりのソロ・アルバム
『ラフィング・ダウン・クライング』が、10月19日にいよいよ日本発売!
今回のソロ・アルバムは、『セイクレッド・ソングス』(1980年)、『ドリームタイム』(1986年)、『ソウル・アローン』(1993年)、『キャント・ストップ・ドリーミング』(1996年)に続く、ダリルのソロとしては通算5作目にあたるもの。「プライベート・アイズ」や「ドリーム・タイム」を彷彿とさせるポップ・ナンバーで全米でのリード・トラックとなっている「トーキング・トゥ・ユー」、「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」でおなじみのリズム・ボックス風サウンドを導入した「アイズ・フォー・ユー」、80年代のホール&オーツ作品ともリンクする「ロング・ザイド・オブ・ヒストリー」など、ファンの期待を裏切らない名曲揃いのアルバムとなっています。
当初は2010年のリリースが伝えられていた本作ですが、その録音中にホール&オーツ・バンドのメンバーでもあり、ダリルのよき相棒でもあったT・ボーン・ウォークが心臓発作のため急死。このことに大きなショックを受けたダリルはその後アルバム制作を一時中断、完成が危ぶまれてもいましたが、今年に入ってホール&オーツでのツアー再開など、音楽活動を再開し、ようやく完成へ(T・ボーン・ウォークとの最後のセッションとなった「ライフタイム・オブ・ラヴ」「ロング・サイド・オブ・ヒストリー」「プロブレム・ウィズ・ユー」という3曲が収録)。
ダリルは現在、全米でプロモーション中ですが、11月28日のニュージャージー公演からホール&オーツとしてのツアー<Do What You Want, Be What You Are 2011 Tour>を再開。年内はこのままホール&オーツとしてツアーしながら、自身のソロ作のプロモーションを行なう予定とか。また、大の親日家としても知られるダリルは、東日本大震災での被害に心を痛めており、ツアーでは限定ツアー・ブックとキーチェーンを各公演会場で販売し、その収益の100%を米国赤十字社とPacific Tsunami Fundに寄付することにしています。
来年には今回のソロ・アルバムの発売に合わせたツアーに出るのではという噂も囁かれているダリル、来年はぜひ彼のソロでの来日公演を期待したいところ!