結成10年目を迎えた2009年当時、集客は100人にも満たず、日本国内では千差万別のどこに属すシーンのない中、無謀と言われながら勝負の場を欧米に移した
FACT。イギリスの大型フェス<SONISPHERE>に日本人バンドとして初の出演を果たし、逆輸入バンドとして<サマソニ>の動員記録を大幅に更新するなど、その輝かしい軌跡だけが取り上げられてきた彼ら。USレコーディングの予期せぬ延期、初の北米ツアーでの交通事故など、これまで多くを語られなかった栄光の裏側を収めたドキュメンタリー映画がこのたび製作されました。
上映方法も彼ららしく、“FACT documentary film tour 『a life of fact』 ”と題され、全国のライヴハウスをレーベルスタッフがバン一台で回ることがすでに先日に発表されていましたが、そのチケットの発売方法などがtwitterなどで発表されました。
上映会が開催されるのは全国18ヵ所ですが、レーベルのmaximum10が主催するのは主要8ヵ所のみ。それ以外の公演はtwitteとmixiのFACTコミュニティにて一般人に上映会主催の募集をかけて、実現した公演とのこと。その中で、東日本大震災の被災地からも開催の要望があり、被災地五箇所での無料もしくは特別料金での追加公演も決定しました。
また、今回の企画に賛同したタワーレコードがフィルム・ツアーの最終上映会場となるTOWER RECORDS SHIBUYA - B1の会場を無料とし、結果、そのことが地方や被災地への巡業のサポートとなっています。そして、気になるドキュメンタリーフィルム『a life of fact』 の内容ですが、YouTubeにトレーラー映像がアップされました。
デビュー以来、ライヴ以外では明かされなかったメンバーの素顔が初めて公開され、アメリカ・デビューの苦悩や、交通事故についても初めてメンバー本人が公に語っています。さらに、このドキュメンタリー・フィルム『a life of fact』 のエンディング・テーマはFACTの新曲となっており、それを含むアルバムを現在アメリカでレコーディング中。来年の1月に発売予定とのことなのでこちらも注目です。