シンガー・ソングライターとして自らを見つめなおした1st EP『I(アイ)』を携え、様々な会場でライヴを行なってきた
藤森愛が、12月2日にツアー・ファイナルとなるワンマン・ライヴを愛知・名古屋 今池 BL cafeにて開催。バンド・メンバーに水野正敏(b)、鏡味 淳(pf, key)、安藤“TOME”貴士(dr)を迎え、アンコールを含む全17曲を披露しました。
冒頭をアカペラで歌い上げた「Regulus」からワンマンは幕を開け、「ワンマン・ライヴだからやりたいことが全部できる」というMC通り、ベースとの2ピースで披露した「遠い日の歌」、この日の為に書き下ろしたという「Hello」、アコースティック・ギターを離しピアノだけを頼りに歌い上げた「エンドレス・デイ」「22」など、楽曲ごとにアプローチを変えてパフォーマンス。
フルバンドで臨んだ後半戦では、“どんなに不可能なことでも、自分の心次第で変えることが出来る”というメッセージを込めた新曲「パラダイム」や、EPの象徴とも言える楽曲となった「Mayday」で会場を大いに盛り上げると、藤森はこの一年を振り返りながら、応援してくれる人たちや出会いについて感謝の言葉を述べ、「みんなに恩返しするつもりだったのに、またこうやってみんなが見に来てくれて、またパワーをもらって、ずっとこうやって恩返しを繰り返していけたらいいなって。これからも炸裂していくので、思いっきりぶつかってきてください」と、「surround」で本編を締めくくりました。
アンコールにて「またここから新しい藤森愛が始まります!」と宣言、「ドリーマーズ・ラン」を力強く歌い、ワンマンを終えた藤森は、「7月30日から始まった〈藤森愛 release tour 2016『I』〉。準備期間を入れたらもっとずっと前から始まってた。名前を挙げたらキリがないほどたくさんの方が関わってくれて、何度も助けてもらいました。前回のツアーを越えたくて、昨日の自分を越えたくて、名古屋・大阪・東京・京都・神奈川でレコ発主催も打ってとにかく走った。そうやってあっという間に迎えたツアーファイナルワンマン。今まで支えてくれた人たちにありったけの“ありがとう”を込めて歌いました。応援してくれる皆さん、最高のバンドメンバー、力強いチームがいてくれて本当に嬉しかった。身体の隅々まで響いてくるバンドサウンド、BL cafeで歌う歌は最高に気持ちよくて、今年一年の集大成を思い残すことなく届けることができたと思っています!」と語っています。
来年への抱負として、「自分の歌声とギターだけを詰めた1st EP『I』は、支えてくれるたくさんの人たちの愛をもらって、大きな『I』になりました。来年はもっと大きな愛を込めて返していきたいです。皆があっと驚くような、ワクワクドキドキするような、そんな空間を作って行きたいと思います!!」とメッセージを寄せている藤森は、この年末もライヴ三昧。12月23日(祝・金)には愛知・名古屋 新栄 sunset BLUEで行なわれるイベント〈田村直美&Friends〉に出演します。
LIVE PHOTO: 安江正実