GACKTがヴォーカルをつとめるバンド、YELLOW FRIED CHIKENz(以下、YFC)が9日、東京都内のホテルで“禁級”来日記者会見を行ないました! 多くのメディアが詰めかけた会場では、YFCが新体制となったことを明らかにしたものの、興奮したベースのU:ZOがテーブルをひっくり返し、会場から引きずり出されるなど、波乱の幕開けに……。
YFCの新体制は、GACKT(vo)、JON(vo)、TAKUMI(g)、YOU(g)、CHACHAMARU(g)、U:ZO(b)、
SHINYA(ds)の7人。今回は“来日会見”ということで、受け答えはすべて英語で行なわれ、LUNA SEAとの両立について問われたSHINYAは「Well……」と考え込んだ末、「I Love You,Thank You」と精いっぱいの笑み! 通訳が「どちらも私にとって大切」と誇張すると、険しい表情に!
JONは「バンドに加入したつもりはない。今朝寝ていたところを無理やり覆面の男たちに連れてこられたんだ」と仰天発言。通訳はこれを「バンドに加入できて光栄です。今朝寝ていたら覆面の男たちがやってきて、こんな素敵なところに連れてきてくれた。早く故郷のアメリカでライヴをやらせてください」と日本語訳。英語が分からない記者からは大きな拍手が沸き起こっていました!
会見中、ソロとして7月13日に発売するシングル「Episode.0」について訊かれたGACKTは、「これはYFCの記者会見で個人の話をする場じゃない。つまらない質問をするな、出て行け!!」と、まさかのマジぎれ。すごまれた編集者は震え上がっていた様子でしたが、ここでも通訳は「いい曲なのでぜひ聴いて下さい。YFCのツアーでもやりたい」と前向きな日本語訳で華麗にスルー。
またTAKUMIが「新メンバーだからと言って気後れせずにやっていきたい」と回答をする中、突然立ち上がったU:ZOは意味不明な言葉を口走り興奮。テーブルをひっくり返す剣幕で、CHACHAMARUとYOUに羽交い絞めにされ、会場から引きずり出される始末……。
気になる日本公演の開催について訊ねられると、SHINYAは「NO」、JONは「YES」と全く食い違う場面も。「Maybe……」と含みを残すGACKTに記者陣が詰め寄り、会見は終了。ものものしい雰囲気にJONは「Help Me」と悲痛な表情を見せていました!
なお、YFCは7月20日のパリ公演から<WORLD TOUR“SHOW UR SOUL.I”世壊傷結愛魂祭>と題した欧州ツアーをスタート。ドイツ、英国など9ヵ国 / 13都市を廻ります。日本国内は、9月14日のZEPP TOKYO公演を皮切りに、11月16日の千葉・幕張メッセ公演まで、仙台、札幌、横浜、大阪など9都市 / 19公演を開催、このほかには11月にアジア、来年1月に南米、2月に北米ツアーを予定しています。
YFCは、「日本に漢(男らしい男)を増やしたい」というテーマのもと、2010年3月に始動。日本、欧州でライヴを行なってきました。しかし今年3月にあった東日本大震災を経て、「震災孤児の復興支援ができれば」とスタッフらと協議。収益の一部を、義援金として被災地に送ることを決意。GACKTは「地震を風化させないよう、世界に訴えていく基軸になれば」とその思いを語っています。