スイスはレマン湖畔の街モントルーで1967年にクロード・ノブスがスタートさせたジャズの祭典〈モントルー・ジャズ・フェスティバル〉。現在では世界最大級のジャズ・イベントとして世界中の音楽ファンから注目を集め、7月の上旬から中旬にかけて行なわれるこのフェスティバルには、毎年25万人を超えるファンが足を運び、ジャズのみならず、ロック、ブルース、レゲエ、ソウル、ワールドミュージックなど、全世界から集まった幅広いジャンルの一流アーティストたちが競演を繰り広げます。
そんなモントルー・ジャズ・フェスティバルが、日本で新たに〈モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2015〉として東京(恵比寿 / 代官山 / 青山)を拠点に開催決定。10月1日(木)を皮切りに12公演(10月25日までの間)が予定されています。
公演内容は“本家”のスタンスを踏襲し、ジャズをキーワードとしながらも、音楽ジャンルやスタイルに固執せず、さまざまなミュージシャン、バンド、ユニット、DJの出演を予定。すでに出演が決定している主なアーティストは、
ジャイルス・ピーターソン、
松浦俊夫、
サイケマジック、
エディー・C、
メラニー・デ・ビアシオ、
マーラ、
デヴィッド・サンボーンなど。
注目の出演者のひとりであるジャイルス・ピーターソンは、「若い頃からスイスのモントルーに出掛けては、ジャズのエネルギーを存分に味わったものだよ。
アンディ・ナレル、
マイケル・アーバニアック、
ミシェル・ペトルチアーニ……みんなから、いろいろ学んだんだ。あれから10年。今回、日本での出演者に加われたのは、自然の成り行きと言っていいね。素晴らしい一夜を楽しみにしているよ」と語る。
また“地元代表”を自認する松浦俊夫は、「半世紀続くヨーロッパ最大のジャズ・フェスティバルの東京開催を祝うとともに、その記念すべきときに自分がDJとして、そして、バンドHEXを率いてステージに立てるのは、この上ない喜びです。地元代表として全力で日本のクリエイティビティを皆さんの前で披露したいと思います」とコメントを寄せています。