ガールズ 2009/10/21掲載(Last Update:09/10/23 17:08)
ベットルームとリハーサル・スペースで壊れた機材でレコーディングされた “DIY の『ペット・サウンズ』”――すでに英米で大きな話題となっているカリフォルニアの2人組、
ガールズ(GIRLS)が、本日10月21日、アルバム
『アルバム』で日本デビューしました!
ガールズは、カリフォルニア出身のクリストファー・オウエンス(歌詞とメロディ担当)とJR ホワイト(プロダクションとスタジオ・ワーク担当)の2人組。クリストファーは“Children of God”というカルト教団のヒッピーの子として生まれ、外界から隔離されながら世界中を旅し、プレイヤー(祈り)・セッションに出席するという生活を送ってきたことでも話題を集めています。バスキングをすることを学んだのも、多種多様な音楽を聴いたのも、このカルト集団での生活の中であり、また、最初のギター(今でも彼が曲を書くときに使う楽器)は、同じカルトのメンバーでもあった元
フリートウッド・マックのギタリスト、
ジェレミー・スペンサーから譲り受けたものだったりと、ここでの生活が彼らの音楽に多大な影響を及ぼしています。
ブライアン・ウィルソンによるクラシカルなカリフォルニア・ポップにローファイなフレイバーをかぶせたような彼らのサウンドは、地元サンフランシスコの生活を描いたサウンドトラックのようであり、また、50年代のサーフ・ポップ、60年代のサイケデリア、80年代のハードコア、そしてシューゲイザーなど、さまざまな要素を聴き取ることができます。
すでにUK / USでバンドは大きな話題となっており、USでは9月の『FADER』誌の表紙を飾り、『SPIN』誌では“今年のベスト新人”と評されています。また、『Pitchfork』ではシングル「Hellhole Ratrace」(アルバムの6曲目)が2008年ののベスト100シングルに選出、アルバム・レビューでは10ポイント中9.1ポイントを獲得しました。また英『NME』誌では“UKで最も成功しそうなUSの3バンド”に選出されています。マタドール20周年を飾る大型新人としても話題の彼ら。ぜひチェックを!
※10月21日発売
ガールズ
『アルバム』(YRCG-90027 税込 2,300円)
01. ラスト・フォー・ライフ
02. ローラ
03. ゴースト・マウス
04. ゴッド・ダムド
05. ビッグ・バッド・ミーン・マザーファッカー
06. ヘルホール・ラットレース
07. ヘディック
08. サマータイム
09. ローレン・マリー
10. モーニング・ライト
11. カールズ
12. ダーリン
13. ソリチュード*
14. オー・ボーイ*
15. ライフ・イン・サンフランシスコ*
16. この世の果てまで* (スキータ・デイヴィスのカヴァー)
※日本盤ボーナス・トラック