羽毛田丈史 2010/09/27掲載(Last Update:15/05/22 19:23)
今年で10年目を迎えるコンサート<ライブ・イマージュ>のスピンオフ企画! 全編アコースティック楽器による演奏で構成された<ライブ・イマージュ・ヌーヴォー>が9月25日(土)、渋谷オーチャードホールで行なわれました。
オープニング・アクトには女声5声のグループ、
Aura(アウラ)が登場し、アカペラでクラシック楽曲を披露。そして本編のトップバッターには、<ライブ・イマージュ>シリーズの音楽監督を務めてきた
羽毛田丈史が映画『ハナミズキ』のテーマ曲、TVドラマ『ROOKIES』のメインテーマを、じっくりとピアノで演奏。
次に登場した二胡奏者の
ウェイウェイ・ウー、昨秋大ヒットした医療ドラマのメインテーマが奏でられると、その郷愁感を誘う二胡の音色で、たちまち観客を引き込んでいく。そして4番目に舞台に上がったのは、今や女優として知られる
松下奈緒。くしくも、この日は連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の最終回放映日で、朝から3回観てきたという彼女は「10ヵ月近く、村井布美枝(役名)をやってきて、布美枝のことが大好きになりました。終わってしまって、さみしいです」とコメント、同ドラマの主題歌「ありがとう」をピアノ演奏し、観衆を魅了しました。
<イマージュ・ヌーヴォー>中盤、しっとりした松下の世界の対極にある、アグレッシヴなクラシック・ギターを披露したのは
木村大。ヘヴィメタル・ファンからも一目置かれているという、その超絶早弾きテクニックを縦横無尽に駆使し、会場を熱いスペインの世界に誘う!
続いては<ライブ・イマージュ>のレギュラー・メンバー、
松谷卓。聴けば誰もが知っている、お茶の間でお馴染みの「TAKUMI / 匠」のテーマなど、3曲を安定感ある演奏で聴かせます。
最後に登場したのは、イマージュ・オーケストラのコンサート・マスターを担当してきた金髪のヴァイオリン奏者、
NAOTO。音楽監督の羽毛田丈史と共に長い間、<ライブ・イマージュ>を陰で支えてきたNAOTOに対して、最後の曲では、松谷卓、松下奈緒が参加し豪華なコラボレーションが実現!
アンコールでは全出演者が舞台に集まり、
ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー}を全員で演奏。各々のミュージシャンがソロ・パートを披露する素晴らしいエンディングで、2時間のコンサートは幕を下ろしました。
<ライブ・イマージュ>の定番アンコール曲は「マイ・フェイバリット・シングス」。今後、<イマージュ・ヌーヴォー>がシリーズ化されるようであれば、この「ラプソディ・イン・ブルー」が定番アンコール曲になりそう!