氷室京介のニュー・シングル「WARRIORS」が9月26日(水)にリリースされることが決定。タイトル曲は、専門学校「HAL」TV-CMソングとして今年4月からオンエアされ、リリースが待たれていた注目作。そしてカップリングには、氷室の新たなユニット“GOSPELS OF JUDAS(ゴスペルズ・オブ・ジュダ)”による楽曲「Play Within A Play」が収録されています。
このGOSPELS OF JUDASとは、氷室と親交の深いクリエイターが集まり、クリエイティヴィティだけを元に、自由に遊びから生まれた音楽をデジタル・ツールを使ってリスナーに届けたいと考えた氷室が作った“DiGiTRONiX”プロジェクトのひとつ。氷室のレコーディングにギタリスト&アレンジャーとして参加しているL.A.在住の日本人ギタリスト、YUKIHIDE TAKIYAMAとのユニットです。
GOSPELS OF JUDASを立ち上げた経緯について、氷室曰く「氷室京介という枠に囚われず、自由に楽曲を創出する、そういった想いを共有できるアーティスト仲間と作ったプロジェクト」と語っています。なお、この“DiGiTRONiX”はまさに、アーティストたちの音楽の遊び場(=Music Play Ground)として機能しているため、GOSPELS OF JUDASの「Play Within A Play」においても、氷室名義のオリジナル作品では見られない音楽的アプローチが新鮮に響いてきます。
なお、シングル発売同日には、2004年8月に行なわれた東京ドーム・ライヴ<21st Century BoΦwys VS HIMURO 〜An Attempt to Discover New Truths〜>の模様がBlu-rayとしてリリースに。当時シーンで乱発されていた安易な再結成やトリビュート・ブームへのアンチテーゼとして“史上最高のトリビュート”と位置付け、氷室自らがトリビュートすることで再結成神話に終止符を打つというコンセプチュアルなこのライヴは、チケット発売開始からわずか5分で5万枚のチケットが即完、ライヴ中は、観客の歌声が大き過ぎて付近の住民から東京ドームに苦情が相次ぐなど新たな伝説も生み出しました。
翌年、本ライヴの模様は10万本完全限定でDVDリリースされ即完売。ファンからは再リリースを常々熱望されていた作品。また、本作品には同ライヴを完全収録したライヴ音源CDも付属しています。
さらには、セガより発売されるPS3用ゲームソフト『龍が如く5 夢、叶えし者』に氷室の楽曲が提供されることが決定。オープニング・テーマとして、GOSPELS OF JUDAS名義の楽曲「Bloody Moon」が流れるとのこと。
『龍が如く5』の総合監督・名越稔洋から楽曲提供の依頼を受けた氷室は「GOSPELS OF JUDASの楽曲は“龍が如く”の世界観とマッチすると直感的に感じた」と「Bloody Moon」を書き下ろし。名越は「細かく立体的に組上げられていて、大変ドラマチックな楽曲」と大絶賛をおくっています。なお、ゲーム内では「Bloody Moon」の他にも、氷室の名曲がシーンに合わせて多数使用されており、楽曲と映像がマッチした感動的な仕上がりとなっているとのこと。