日野繭子 2014/07/14掲載(Last Update:14/08/08 15:47)
AUBE、
非常階段、
INCAPACITANTS、
MASONNA、
MERZBOW、
SOLMANIAらと並び、1990年代ハーシュ絶頂期のジャパノイズを代表する存在として世界を震撼させたバンド、
C.C.C.C.。その中心を担い、舞台 / 映画俳優としても活躍した伝説的クリエイター・
日野繭子が、初のソロ・アルバム『アカシック・レコード(Akashic Records)』(写真)を糸魚健一(
PsysEx)主宰の京都発サウンドアート・レーベル「shrine.jp」(
www.shrine.jp)からリリース。7月30日(水)より、iTunes Storeでの独占販売がスタートします。
1998年のC.C.C.C.活動休止後、暫しの期間を経て2011年より再始動した日野繭子。現在はJUNKO(非常階段)、大西蘭子(
Mne-Mic)と組んだ女性3人でのノイズ・バンド“DFH-M3”や、
山本精一、HIKO(
GAUZE)、isshee(Filth, 共犯者)という強烈ラインナップとのTRANSPARENTZにて活躍。ソロとしても
大友良英、
勝井祐二(
ROVO)、
組原 正(
グンジョーガクレヨン)、
坂田 明らとのコラボレーションを展開、精力的な活動を繰り広げています。
ソロ・アルバム『アカシック・レコード』は、
ichionこと荒石 亮に制作依頼した世界に唯一という特注の6連テルミン・オシレータ、真鍮板をはじめとするメタル・ジャンクを用い、アナログ機材でのライヴ録音に拘って制作されたインダストリアル・ハーシュ作品。世界のすべてを記録したスピリチュアルな年代記を示すタイトルをなぞるように、エレクトリックに生成された膨大な音の粒子群が、ライヴ録音ならではの揺らぎ、不確定性を伴ってオーガニックに響き渡る壮大な仕上がりとなっています。
また、7月19日(土)には東京・秋葉原 CLUB GOODMANにて、TRANSPARENTZの自主企画ライヴ第3弾も開催されます。第1弾のKIRIHITO、第2弾の
マリア観音に続き、今回は
森川誠一郎(ex-
Z.O.A,
YBO2)、山際英樹(
割礼)、
高橋幾郎(ex-
不失者)という強力な面々により結成された“
血と雫”が登場。猛者たちが繰り広げる壮絶な一夜となること必至のライヴ・イベントです。