平井 堅が約2年ぶりとなるニュー・シングル「グロテスク」を4月2日(水)にリリースすることを発表しました。タイトル曲は、フィーチャリングに
安室奈美恵を迎えたデュエット・ソング。作詞は平井自身が手がけ、人間の表と裏、本音と建前、抱えなければいけない矛盾に対して、真っ向から切り込み、現代を生きる人々に問いかけていく濃厚なエネルギーを放つポップ・チューンとのこと。
このコラボが実現したきっかけは、2013年初頭に平井から安室に届けられた一通の手紙。ツアーが行なわれる度に会場に足を運び、新作も必ずチェックするほど、安室をリスペクトしている平井が、自身の作品で、音だけに限らず2人が並んだビジュアル含めての共演を熱望したところ、実現! この「グロテスク」の制作には約1年もの月日が費やされることとなり、楽曲デモは国内外問わず100曲以上集められ、厳選に厳選が重ねられました。そして、平井が手がけた歌詞も、様々な角度からのトライと思考錯誤が繰り返された後、ようやくレコーディングと撮影へと進行、遂に完成へ。
デビューから20年近く経つ平井が自身のシングル曲でコラボレーションをするのは今回が初。「僕のキャリア初のコラボレーション・シングルです。どうせやるなら強いもの、2人並んだ絵がキャッチーな方を想像した時に、真っ先に浮かんだのが安室奈美恵さんでした。常に映像や写真をイメージしながら制作を進めた、言うなれば“ビジュアルシングル”です。多くを語らず、ストイックに歌と踊りを磨き続ける彼女と何を歌うべきかと熟考した結果、この〈グロテスク〉が完成しました。人間の奥底に潜む負の感情、建前に覆われた本音を僕と安室さんがサビで交互にぶつけ合う、まさに1対1の人生尋問。生きることに葛藤し、格闘する全ての人への、僕なりの少々歪んだ応援歌です。今回のコラボレーションを快諾し、最高の歌唱とパフォーマンスで華を添えて下さった安室さんに心から感謝しています」とコメント。
また、安室も、「平井さんにとって初のコラボレーション・シングルに参加させて頂いたこと、とても光栄です。歌詞の奥深い世界観を女性側から表現することで、より多くの方にその魅力を伝えることが出来れば、嬉しいです」とコメントしています。
本作はカップリングも充実、初回生産限定盤Bとフルヴォリューム通常盤には「ミサワホーム」TV-CMソングとして話題を呼び、2013年10月に配信された「桔梗が丘」を収録。サウンド・プロデュースに大橋トリオを迎え、緩やかさと温かみを帯びた優しいピアノ・バラード。
通常盤にはさらに、日本赤十字社「二十歳の献血キャンペーン」TV-CM(2013年)のテーマ・ソング「青空傘下」を収録。演奏、編曲にはアコースティック・ギター・デュオのゴンチチが参加、温かく優しい音色が絶妙にマッチ。
そんな新作の発表と同時に、昨年開催15周年を迎えたコンセプト・ライヴ〈Ken's Bar〉15周年公演の第4弾として、さいたまスーパーアリーナ公演が開催されることも明らかになっています!