昨年10月にリリースされた
ユベール・スダーン(Hubert Soudant)指揮東京交響楽団によるアルバム
『ブルックナー:交響曲第7番』が、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞しました。
ミュージック・ペンクラブ音楽賞は、音楽&オーディオ評論家、ミュージック・ライター、音楽学者、作曲家、文芸評論家などで構成された約200名の会員を擁するミュージック・ペンクラブ・ジャパンが発表している年間の音楽賞で、“クラシック”“ポピュラー”“オーディオ”の3分野で表彰が行なわれます。
今回、スダーン&
東京交響楽団のアルバムは、クラシック部門録音・録画作品賞(日本人アーティスト)を受賞。また、録音を手がけたN&F(エヌアンドエフ)も、オーディオ部門録音・録画賞(同作品SA-CDに対して)を受賞しました。
東京交響楽団は、昨年の同賞コンサート・パフォーマンス / 日本人アーティスト賞に次いで2年連続の受賞となります。
受賞にあたって、ミュージック・ペンクラブ・ジャパンの廣兼正明氏は次のように述べています。
「スダーンが東京交響楽団の音楽監督に就任して以来、5 年間でこのオーケストラは驚くほどの飛躍を遂げた。このCD の成功はスダーンの歌に満ちた表現と明確なリズムを重視した構成を、オーケストラ全員が心から同じ思いで表現することが出来たからに他ならない。ここではスダーンと東響がブルックナーを自らの音楽として語りかけてくれる。今回はオーディオ部門の受賞もあり、すべての面でのパーフェクト受賞となった」
当アルバムは、雑誌『CDジャーナル』2月号の第6回CDジャーナル大賞でも、多くの評論家からの投票数を集め、2009年のベスト・アルバム100に選ばれています。今後、スダーン&東京交響楽団のコンビにはますます注目です!