イギリス・グラスゴーを拠点に活動し、日本でも根強い人気を誇っているオルタナティヴ・ロック・バンド、
アイドルワイルド(Idlewild)が活動休止に入ると発表されました。フロントマンのロディ・ウォンブルによると、「以前に比べ、アイドルワイルドの音楽に対する需要が少なくなり、いまが休息を取るのにちょうどいい時期」とのこと。ただしその後、バンドの公式facebookには、解散を否定した上で、「年内の新たな活動計画を練っている」という声明も出されており、休止状態が長くは続かないことを期待させています。
アイドルワイルドは1995年にエディンバラで結成し、98年にデビューEP『キャプテン』を発表。アメリカのグランジ・ロックに影響を受けた、パンキッシュでノイジーなサウンドで一躍注目を集めました。2002年の3rdアルバム
『リモート・パート』は、イギリスのみならずアメリカでもヒットを記録。その後、
R.E.M.や
U2、
ピクシーズ、
パール・ジャムらとのツアーを通して着実に人気を獲得していきました。2007年には9年ぶりとなる日本公演を行ない、日本のファンにもその健在ぶりをアピール。2009年に発表された通算6枚目のフル・アルバム
『ポスト・エレクトリック・ブルース』も多くのメディアから好意的に迎えられていました。
彼らの今後の動向を温かく見守りましょう。