1980年に
近田春夫のプロデュースで、デビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」がいきなりの大ヒットとなった
ジューシィ・フルーツ。そのヴォーカル&リード・ギターの
イリアが、ボーカロイド界のスーパースター
「初音ミク」とデュエット!
今回、イリアと初音ミクがデュエットした楽曲「ジェニーはご機嫌ななめ(イリミクver.)」は、
サエキけんぞうが“ニューウェイヴほぼ30周年祭”の一環としてプロデュースするボーカロイド・コンピレーション・アルバム
『初音ミク sings ニューウェイヴ』(10月26日発売)にスペシャル・トラックとして収録。“肉声 VS 合成音声”の対比が、現代の音楽事情を反映して面白いのでは……と、サエキけんぞうがイリアに声をかけたとのこと。また、イリアはヴォーカルだけでなく、ご機嫌なリードギターの腕前も披露しており、「初音ミクさんとのデュエットだから楽しみにしていました。30年前の自分とは違う歌を歌えたと思います。そして、30年も経っている曲をボーカロイドに歌ってもらえるのは光栄です」と語っており、サエキは、「近田P(春夫)さんも喜んでいるのでは(笑)? 聴き比べてみると、ジューシィのオリジナルとは全く違う味わいがあって、体温の低い初音ミクの歌い方のほうが、圧倒的にテクノの香りは強い。当時は人間がテクノ的なサウンドに近づけようとしていたけど、現代はテクノが人間に近づこうとしている。バンド・サウンドとテクノの味わいの違いを楽しんでください」とコメントを寄せています。
このアルバムでは、「ニコニコ動画」などで活躍する実力派ボーカロイドP(うどんゲルゲ、ぶっちぎりP、Mitchie Mなど)たちが、初音ミク、鏡音リン、巡音ルカといったボーカロイドを駆使し、ニューウェイヴの代表曲、名曲の数々に新たな息吹を与え、カヴァー! なお、アルバム発売に先駆け、初音とイリアの競演はアルバム・プロデューサーのサエキけんぞう主催によるイベント<TOgetherWOMB〜渋谷のAKIBA文化祭〜>(9月17日、渋谷WOMBにて開催)にてライヴお披露目されることも決定。
なお、『初音ミク sings ニューウェイヴ』より、初音ミクが歌う「ジェニーはご機嫌ななめ」(イリアとのデュエット・ヴァージョンではありません)と、P-MODELの名曲「美術館で会った人だろ」(ヴォーカル:鏡音リン with 初音ミク)が、9月14日(水)に先行配信スタート。こちらも注目を。