今年100周年を迎える宝塚の歴史の中から生まれた、幾多のエトワールたちの数々の名歌唱を、洋楽カヴァー曲を中心にまとめた2枚組CDアルバム
『宝塚卒業生〈魅惑の歌声〉』が発売。Disc.1はスタジオ録音、Disc.2は迫力のライヴ音源から、最大のスターである
越路吹雪はもちろん、初CD化となる幻のパリ公演の模様も収録と、貴重な音源満載の全39トラック(うち15トラックが初CD化音源!)となっています。
初CD化曲を見ると、Disc.1には
深緑夏代が遺したわずか3曲のスタジオ録音の中から、日本グラモフォンの第1号レコードとなった昭和33年の「悲しみよこんにちは / パリの夜」という貴重なレコードの復刻もあり、また、自身が作詞、
高島忠夫が作曲という珍しい夫婦作品を自身で歌った
寿美花代「恋がほしいの」もあり、さらには宝塚卒業後、ジャズ・シンガーとしても活躍した
朝丘雪路の「アイ・ラヴ・パリ」も。
Disc.2では、前述の1965年のパリ「アルハンブラ劇場」での宝塚戦後初のヨーロッパ公演を記録したレコードから数曲を収録したのをはじめ、
上月 晃の1971年の日生劇場リサイタルも初CD化で数曲収録しています。