2010年開催〈第61回NHK紅白歌合戦〉に初出場、一躍脚光を浴びた実力派シンガー・
クミコ。6月4日に日本コロムビア移籍後初のアルバム
『美しい時代のうた〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜』(写真)をリリースした彼女が、同作の発売を記念したコンサート〈クミコ スペシャルコンサート『愛のうた』2014〉を21日、東京・港区の六本木 EX THEATER ROPPONGにて開催。
懐メロと昭和歌謡を中心に、コロムビアが誇る名曲群をシャンソン・ライヴ風アレンジで聴かせるカヴァー・アルバム『美しい時代のうた〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜』。故・
島倉千代子のヒット曲「からたち日記」を42年ぶりの正式録音として収録しているほか、バンドとヴォーカルの同時録音という現在では珍しいレコーディング・スタイルでも話題となっています。
コンサートは、ゲストに下町娯楽バンド“オブサンズ・ジャズ・オーケストラ”を迎えて行なわれたもの。開催に際しクミコは「コロムビアに移籍してから初めてのアルバムを出させていただき、また新曲も7月に出させていただきますが、サッカーのワールドカップやオリンピックでも何でもそうですが、こういうことができるのは平和な世の中だからこそなんですね。今回のカヴァーアルバムの中には、戦前や戦中の曲もありますが、そういうところからどういうふうに歌が人を励ましていったのかというところも聴いていただけるかなと思います。また、新曲『広い河の岸辺』は、普遍的な人生の歌でして、広い河は渡れそうもないけれど、力を尽くして誰かと一緒に渡っていこうというのは、どんな状況にも当てはまることだろうなと思います。そんないつでも人の心を励ませるような歌を今日は皆さんにお聴きいただきたいなと思います」とコメント。
満席の中、2月発売の目下最新シングル「指も髪も唇も」をはじめ、「東京キッド」「からたち日記」「夜のプラットホーム」「愛のさざなみ」「人形の家」「愛の讃歌」といった名曲、代表曲「INORI〜祈り〜」など全21曲を熱唱したクミコ。7月23日(水)に発売を控えるニュー・シングルル「広い河の岸辺〜The Water Is wide〜」(スコットランド民謡 / 訳詩・八木倫明)も初披露し、会場を沸かせました。
また、〈FIFA ワールドカップ 2014〉日本対コロンビア戦を間近に控え「まさか自分が所属している間にこんなことが起きるとは思ってもいませんでした。『日本コロムビア』という社名のコロムビアのムとンの違いはありますが、歌はコロムビア、サッカーは日本を応援していただき、日本が勝ったらぜひ私のCDを買っていただきたいですね。日本とコロンビア戦は、3対1で日本の勝利を予想しています」と語る一幕も。
クミコは今後、6月23日(月)に愛知・名古屋 アートピアホール、28日(土)は大阪・梅田 シアタードラマシティ、7月27日(日)には北海道・札幌 道新ホールでのコンサート開催が決定しています。