10月26日(水)に約2年ぶりのニュー・アルバム
『ユー・ウォント・イット・ダーカー』をリリースした
レナード・コーエンが、10月13日に米ロサンゼルスのカナダ大使館で開催された新譜のリスニング・イベントに、新作のプロデューサーでもある息子
アダム・コーエンと共に登場。記者会見で
ボブ・ディランのノーベル賞受賞についてコメントを求められたコーエンは、「エベレストの頂上にメダルを飾るようなもの」と語りました。冒頭でタバコをやめたのでは?と聞かれたコーエンの表情やユーモラスな受け答えなど、見どころ満載の会見の模様の一部が公開されています。
このイベントの前に発売された米文学誌「ニューヨーカー」のインタビューに応じたコーエンが「もう死ぬ準備はできている」と語ったことに関しては、「あれは調子に乗って、ちょっと大げさに言いすぎた」と会場を笑わせ、「自分をドラマ化して語ってしまった。僕は永遠に生きるつもりだから」と続けています。
またソング・ライティングに話が及ぶと、「それは僕よりもボブ・ディランに訊いたほうがいい」と再びディランに触れた後、「良い曲がどこからやってくるのかよく分からない。分かっていたらそこにいつでも行くように心がけるよ。人それぞれがマジカルなシステムを持っていて、それが何とかチャンネルを開いてくれたらいいと思っている。私の心は散らかっているので、頑張って、せめて生活環境はシンプルにしようと心がけている。そうしなかったら、隣の部屋に行くこともできないから(笑)。つまりどうやって曲を作るかは上手く説明がつかない」と語りました。