11月23日(土)から公開となる
前田敦子の主演映画『もらとりあむタマ子』。さる11月16日(土)には、公開を記念したトーク・イベント〈タマ子の魅力を語る!〉が東京・新宿「NAKED LOFT」で開催。映画評論家の森 直人をMCに、
山下敦弘監督、脚本を手掛けた向井康介、
『前田敦子はキリストを超えた』の著者として知られる批評家・濱野智史が登壇しました。
本作をマスコミ試写会で観たという濱野は、「小ネタがたくさんあって全部がめちゃくちゃ面白い! しかも、あっちゃんが演じるタマ子でないと描けないようなネタばかり。いまは公開前なのであまり話せないので“あー! 早く言いたい!!”って感じですね」と語り、「試写会ってそんなに笑いとか起きないし、和やかな空気になる場所じゃないのにこの作品には笑いが起きていた。山下監督と向井さんの“笑いながら作った”というお話のとおりの雰囲気が伝わってくる。映画館でそんな気持ちになれることはあまりないので、そういう意味でもとても良い作品」とコメント。
また、森は主演をつとめた前田敦子を「佇まいだけで語れる強度がある女優」と評し、「そういう意味でも、とても山下監督の作品向き」と語っています。
<山下敦弘監督からのコメント>
スマホやネットではなく、まんがとテレビとお菓子で時間を潰すタマ子のどこか懐かしい感じのキャラクターは、自分の中のノスタルジックなものが出ているんだと思います。
この作品は“前田敦子”という本人の魅力を活かして作らせてもらったから、この作品が前田さんの取り扱い説明書のような作品になれば良いですね。
それで、これを観た他の監督とたくさん仕事をして、また新しい一面を見れるのが楽しみです。
<向井康介からのコメント>
僕は、前田さんのような国民的なアイドルの方とご一緒させていただくのが初めてだったんですが、撮影現場や一緒に行った映画祭なんかでは普通の女の子なんですよ。
前田さんには良い女優になってほしいと思うんですけど、意外とあっさり女優以外の夢を語りだしたりするのかなっていうのも含めて目が離せませんね。
<濱野智史からのコメント>
いい感じに肩の力が抜けたタマ子という女の子は、いまのあっちゃんが演じているからおもしろいですよね。
スーパーアイドルグループのセンターとして、重圧を背負って辛そうな顔をしたあっちゃんをみてきたから、この作品ではほんとに良い表情をしているので「ああ、良かった」とほっとした思いです。
国民的女優になる資質も持っている人なので、今後の活躍が本当に楽しみですよね。
※11月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
『もらとりあむタマ子』
[出演]
前田敦子 / 康すおん / 伊東清矢 / 鈴木慶一 / 中村久美 / 富田靖子
[スタッフ]
監督:山下敦弘
脚本:向井康介
撮影:芦澤明子 / 池内義浩
主題歌:星野 源「季節」(SPEEDSTAR RECORDS)
製作:エムオン・エンタテインメント、キングレコード
制作プロダクション:マッチポイント
配給:ビターズ・エンド
(C)2013『もらとりあむタマ子』製作委員会