ニュース

ヴァイオリニスト前橋汀子が紫綬褒章を受章

前橋汀子   2011/06/15 15:25掲載
はてなブックマークに追加
ヴァイオリニスト前橋汀子が紫綬褒章を受章
 日本のヴァイオリン界を牽引する存在として、長年にわたり演奏活動を行なっている前橋汀子が、2011年春の紫綬褒章を受章しました。

 前橋は5歳でヴァイオリンをはじめ、小野アンナ、斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに師事。弱冠17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで研鑽を積みました。のちにジュリアード音楽院にてロバート・マン、ドロシー・ディレイらの指導を受け、さらにスイスではヨーゼフ・シゲティナタン・ミルシテインの薫陶を受けています。

 レオポルド・ストコフスキー指揮によるニューヨーク・カーネギーホールでの演奏会デビュー後は、国内外で活発に演奏活動を展開してきました。

 近年、前橋は多くの方々にヴァイオリン音楽の魅力を届けるべく、小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを全国各地で行なっています。2005年から年1回のペースで開いているリサイタル“アフタヌーン・コンサート”は今夏、7回目を迎えます。

 一方で2007年には、ヴァイオリン音楽の原点である“J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全曲演奏会”、続いて2008-2009年のシーズンには2夜にわたる“ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会”を行なうなど、本格的なプログラムにも積極的に取り組んでいます。

 去る6月3日には、東北大震災の被災地支援のために東京サントリーホールにて行なわれた“ピースフル・コンサート”において、中村紘子および堤剛とピアノ・トリオを結成し、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番を熱演しました。

 7月30日の東京・サントリーホールでの“アフタヌーン・コンサートVol.7”をはじめ、6月から7月にかけては全国で多くの演奏会が行なわれます。今後の活動に、ぜひご注目ください。


■前橋汀子 アフタヌーン・コンサート Vo.7
7月30日(土) 14:00 東京・サントリーホール 大ホール

前橋汀子(vn)
イーゴリ・ウリヤシュ(p)

※詳細、その他のコンサートはKAJIMOTOのサイトへ。
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] のん (映画『私にふさわしいホテル』)[インタビュー] 角野隼斗 イメージ・キャラクターを務める「ベスト・クラシック100極」のコンピレーション・アルバムを選曲・監修
[インタビュー] 色々な十字架 話題の“90年代ヴィジュアル系リヴァイヴァル”バンド 待望のセカンド・アルバムをリリース[インタビュー] アシックスジャパンによるショートドラマ 主題歌は注目のSSW、友成空
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015