現役最高齢監督として知られ、世界中の映画作家から尊敬を集めた世紀の巨匠
マノエル・ド・オリヴェイラ(Manoel de Oliveira)監督。今年4月に106歳という長寿を全うした彼が101歳の時に発表し、日本では長い間映画ファンから公開が待たれていた幻の傑作『アンジェリカの微笑み』(原題: The Strange Case of Angelica)が12月に公開されます。
夭逝した絶世の美女“アンジェリカ”の美しすぎる微笑みの虜になってしまう写真家の青年。その美女の神秘に満ちた微笑みとは何なのか――。オリヴェイラ監督が1952年に脚本を執筆したものの、映画化されないまま半世紀以上もの歳月をかけて熟成され、その後監督自らの手で現代の物語として完成させたという『アンジェリカの微笑み』。世にも美しい愛の幻想譚を劇場でご堪能ください。
■『アンジェリカの微笑み』
原題: The Strange Case of Angelica
2015年12月、Bunkamura ル・シネマ他にて全国ロードショー
監督・脚本: マノエル・ド・オリヴェイラ
出演: リカルド・トレパ、ピラール・ロペス・デ・アジャラ、 レオノール・シルヴェイラ、 ルイス・ミゲル・シントラ、アナ・マリア・マガリャン
エス、イザベル・ルート
配給: クレストインターナショナル