米ワシントン州出身のロック・シンガー、
マーク・ラネガンが自身の名前をバンド名にしたマーク・ラネガン・バンド(Mark Lanegan Band)として、来年2月8日に8年ぶりとなる7作目のアルバム『ブルース・フューネラル(Blues Funeral)』をリリースすることが明らかになりました。
マーク・ラネガンは、80年代中期にシアトルで結成した伝説的なグランジ・バンド、
スクリーミング・トゥリーズのフロントマンとして活躍し、
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジや
ソウルセイヴァーズへの参加でも知られ、元
ベル・アンド・セバスチャンの
イザベル・キャンベルとの
コラボ作品を経て、2004年の
『バブルガム』以来、じつに8年ぶりとなる最新作のリリースとなります。
<4AD>からリリースされる本作には、ヘヴィで攻撃的なロック曲から渋いブルース曲まで全12曲収録(※日本盤はさらにボーナス・トラック1曲)。制作にあたって、マークの盟友が大集結しており、
ジョシュ・オム(
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)、マークとザ・ガター・ツインズを組んでいたグレッグ・デュリ(元
アフガン・ウィッグス)、ジャック・アイアンズ(
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ初代ドラマー)、アラン・ヨハネスらが参加しています。
マーク・ラネガンと言えば、過去の作品には
ニルヴァーナの
カート・コバーンとクリス・ノヴォセリック、
J・マスキス(
ダイナソーJr)、ベン・シェパード(
サウンドガーデン)、
PJハーヴェイ、元
ガンズ・アンド・ローゼズの
ダフ・マッケイガンと
イジー・ストラドリンらが参加するなど、数多くのアーティストからリスペクトされています。青春時代をともに生きたニルヴァーナのカート・コバーンと大親友であったことは有名な話。
そしてもう一つラネガンから嬉しいお知らせが。2004年に発表した6作目『バブルガム』が、待望の初日本盤化として同時発売されます。PJハーヴェイ、ダフ・マッケイガン(元ガンズ・アンド・ローゼズ/現
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー)、イジー・ストラドリン(元ガンズ・アンド・ローゼズ)、ジョシュ・オム、ニック・オリヴェリ(元QOTSA)、デイヴ・キャッチング(
イーグルス・オブ・デス・メタルのライヴ・メンバー)がゲスト参加と、こちらも豪華内容となっています。
ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』発売20周年、パール・ジャム20周年映画、サウンドガーデン復活など、オルタナ・レジェンド・バンド周辺が盛り上がる中、来年はミュージシャンズ・ミュージシャン=マーク・ラネガンの動向から目が離せません!