昨年初の来日公演を行なったトロント音楽シーンのキーパーソン、
マーカー・スターリング(Marker Sterling)が、11月10日(金)にニュー・アルバム『アンカーズ&アンパーサンズ』(epcd-103 2,200円 + 税)をリリース。旧名である“
マントラー”の楽曲とカヴァー2曲(同郷
サンドロ・ペリの「Double Suicide」と
スピナーズによる1973年の名曲「I'll Be Around」)に、ボーナス・トラックとして
ボブ・ディラン「Chimes Of Freedom」、
ドレイク「Hotline Bling」など5曲のカヴァーを追加した全15曲を収録しています。
制作にあたってスターリングは、まず自身の鍵盤、ベース、ドラムをスタジオ・ライヴ的に録音。その後管楽器やコーラス隊、パーカッションなどを重ね色付けしていきました。生ドラム、管 / 弦楽器をフィーチャーし、マントラー時代よりもオーガニックな雰囲気が倍増したオリジナル・アルバム『ロージー・メイズ』、フリーソウル路線の選曲が話題を呼んだカヴァー集『アイム・ウィリング』という近作2枚のコンセプトを巧みに組み合わせた仕上がりとなっています。ソウル、AOR、ソフト・ロック、ブラジル音楽を消化したサウンドと
ロバート・ワイアットを彷彿させるテンダーな声が反応して生まれるマーカー・スターリングの世界が堪能できます。