人気劇作家、
三浦大輔が主宰する演劇ユニット「ポツドール」の代表作であり、〈第50回岸田國士戯曲賞〉に輝いた傑作舞台劇を三浦自身が脚本、監督をつとめ映画化! 性欲に振りまわされる人間の滑稽さ、切なさ、人間の本質を描き出した『愛の渦』(原作・脚本・監督:三浦大輔、出演:
池松壮亮 /
門脇 麦 /
新井浩文 /
滝藤賢一 /
三津谷葉子 /
窪塚洋介 /
田中哲司)。本作の大ヒットを記念し、三浦大輔監督のオールナイト上映イベントが3月21日(金・祝)から22日(土)にかけて、東京「テアトル新宿」で行なわれました。
『愛の渦』をはじめ、『恋の渦』(原作・脚本:三浦大輔、監督:
大根 仁)、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(監督・脚本:三浦大輔、出演:
峯田和伸)を一気に上映したこのイベント、指定席は即完売。立ち見が出るほどの大盛況の中、プログラムの一つとして三浦監督、大根 仁、そして峯田和伸(
銀杏BOYZ)を迎えたトークショーも実施。『愛の渦』については、「どういうアプローチをするのかとても気になっていたのですが、自分よりもプロの映画監督という感じでしっかり映画を作られているなと思いました」(大根)、「舞台は再演を観させていただきました。音楽でたとえると井上陽水さんの〈夢の中へ〉を斎藤由貴さんがカヴァーした時のような、同じ素材で全然違うんだけどすごく良いなと思いました」(峯田)とコメント。
また、三浦監督作品について、「役者が何をするというよりもその奥を描いているという感じがするんです」(峯田)、「三浦監督は感情移入させるのに、役者単体じゃなくて、そこに漂う空気感に対してなのかなって感じます。それが客観的に観ていた人に対して、どこか思い当たる節を感じて、ヒリヒリしてくるという」(大根)と、その魅力について語りました。