いよいよ4月3日(土)より公開となる、感動の青春恋愛映画『ソラニン』。公開直前となる3月25日(木)、主演の
宮崎あおい、
高良健吾、
桐谷健太、近藤洋一(
サンボマスター)が登壇し、この春卒業する全ての人へ“卒業生に贈るプレミア試写会”を開催! この春、高校・大学を卒業する約500名の卒業生を含む満員の客席の前で、「ソラニン」にかける思いを語りました。
ステージにはサプライズ・ゲストとして、メイン・テーマとエンディングテーマを歌う
ASIAN KUNG-FU GENERATIONも登場したほか、来場した卒業生には『ソラニン』特製卒業証書が授与。さらにイベントではもう一つのサプライズとして、抽選で選ばれた卒業生へ、監督の
三木孝浩から卒業証書が、そして宮崎あおい&高良健吾からは、映画本編で実際に種田(高良健吾)から芽衣子(宮崎あおい)へ受け継がれた、フェンダー社のギター“ムスタング”をプレゼント! 大きな盛り上がりとなりました!
――アジカンさんにテーマ曲を依頼した経緯を教えて下さい。三木孝浩監督 「映画化に際しては、音楽がすごく重要だったので、プロデューサーと誰に曲を作ってもらうか試行錯誤して、色々な方のCDを聞いたりしたのですが、最終的には『ソラニン』の世界観に合うのはアジカンしかないとう結論になって、依頼しました。アジカンが種田の立場になって曲を作ったら、どんな仕上がりになるんだろうと楽しみにしていたのですが、本当に素晴らしい曲だったので、感謝しています」
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) 「もともと原作が好きでコミックを買って読んでいたのですが、オファーが来た時、まずは原作に書かれている詩に曲を付けるというのに驚きました」
――アジカンの「ソラニン」を聞いた時の心境を教えて下さい。宮崎あおい 「アジカンさんの〈ソラニン〉を私が歌うと分かってCDをもらった時に、本当に曲が素晴らしかったので、その素晴らしい曲を壊さずに、とにかく恥ずかしくない歌を歌おうとすごく思いました。最後のライブシーンで歌う時は、種田のことを思いながら、いなくなった種田に思いが届くように、と芽衣子になって歌いました」
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) 「今の宮崎さんの言葉を録音しておいて着ボイスにしたかったですね。映画を観たら、宮崎さんの歌が本当に素晴らしかったので、家に帰ってお風呂に入ったあたりで、“宮崎さんが歌ってくれるなんて、凄いことだよな”と沸々と実感しました」
――卒業した際のエピソードや、最近新しく踏み出したことがあれば教えて下さい。宮崎あおい 「私は最近、一歩を踏み出した感じです。今年で24歳になったんですが、この年になって、色々と悩むようになりました。でも、悩むというのは、悩んでいることが本当に好きだということでもあると思うので、私はお芝居が本当に好きなんだと思います。だから、これからも悩みを乗り越えて行きたいと思います。最近新しく始めたのはウクレレです。ほんの数日前に始めたのですが、自分で楽譜や本を買って、新しいことを始めるのは本当に楽しいです」
高良健吾 「僕は熊本の高校に通っていたのですが、卒業式の日にCMの撮影をすることが決まったんです。でも、人生は1回きりだし、僕はどうしても卒業式に参加をしたかったのでCMを断ったんです。役者としてはダメだったかもしれませんが、僕は後悔していないので、そんな卒業式を迎えて下さい」
桐谷健太 「僕はもう決して戻ることのない20代を卒業しました。でも、20代は終わりましたが、ここからが始まりです。これからは世界に出ます、絶対に!見ていて下さい」
近藤洋一(サンボマスター) 「僕は演じた加藤と同じで、大学に6年通ったのですが、バンドのメンバーも一緒の大学に通っていたんですね。で、先にドラムの木内が卒業して、彼を送る立場になったのはつらかったのを覚えています。でも、こうして大学に6年通ったエピソードを、こんなに大勢の皆さんの前で話すことが出来て報われました」
三木孝浩監督 「僕はソニー・ミュージックという会社で、PVやライブのビデオを撮っていたのですが、ずっと心の中に“映画監督になりたい”という思いがありました。今からちょうど5年前に、そのままレコード会社に残るか、会社を辞めて映画監督を目指すか、すごく悩んだのですが、その時、自分の思いを信じて一歩前に踏み出したから、今日、この場所にいられるのだと思います」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。三木孝浩監督 「本当に素晴らしいキャストとスタッフが支えてくれたので、この映画は出来ました。みんなで一丸になって作った作品なので、あの時、あの瞬間にしか撮れなかったものが、フィルムに焼き付いていると思います。ぜひ楽しんで下さい」
宮崎あおい 「これから新しいことを始める時、色々な壁にぶつかったり、分からないことが多くて、“自分はどうして出来ないんだろう”と凹んでしまうこともあると思うのですが、そんな自分と向き合って、目の前の壁を壊すのではなくて、登って越えていってもらえたらと思います。そして、これから何年後かに皆さんが『ソラニン』をもう一度観てくれて、その時、“そう言えば、試写会に行ったなぁ”と、思い出してくれたら嬉しいです」