宮崎吾朗監督による初のテレビアニメ
『山賊の娘ローニャ』が〈第4回国際エミー賞・キッズアワード(The Fourth International Emmy Kids Awards)〉のアニメーション部門で最優秀作品賞を受賞しました。国際エミー賞は“テレビ界のアカデミー賞”とも呼ばれるエミー賞の国際版であり、アメリカ以外の国で制作された優れたテレビ作品に贈られるもの。
NHK BSプレミアムにて2014年10月〜15年3月まで放送され、4月8日(金)にはNHK Eテレでも放送がスタートする『山賊の娘ローニャ』は、『長くつ下のピッピ』などで知られる
アストリッド・リンドグレーンの児童文学を原作に、宮崎吾朗監督が手がけた初のテレビアニメ・シリーズ。
宮崎監督は、「子どもたちに観て欲しくて、取り組んだ作品なので、この賞はとても嬉しいです。全ての関係者、スタッフ、そして家族に感謝し、この喜びを分かち合いたいです。本当にありがとうございました」とコメント。プロデューサーの川上量生も「CGアニメが未経験の宮崎吾朗監督が手描きのアニメの画風を3DCGで再現することに挑戦したことは大きな賭けでした。しかし、この賭けはスタジオジブリ作品に代表される良質の日本アニメの伝統を将来にわたっても受け継ぐためにはどうしても必要なものでした。ローニャの受賞はこの試みが成功したことのなによりもの証明となるでしょう。本当に嬉しく思います」と、受賞の喜びを語っています。