2005/12/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
昭和40年代に発表された歌謡曲から、コーラス・ハーモニーが美しい曲など“ソフト・ロック”的な雰囲気を持つ曲だけをセレクトした画期的コンピレーション・シリーズ“ソフトロック・ドライヴィン”(写真は
東芝EMI編)。1996年にリリースされ、当時のソフト・ロック・ブームとともに大きな話題を集め、現在では入手困難となっているこのシリーズから、10年の時を越えてついに新作が登場!
来年1月21日予定の
『ソフトロック・ドライヴィン ビクター編』(VICL-61863 \2,300(税込))は、ビクターの音源からセレクトされたもので、長らくリリースが待たれた究極の逸品。流麗でゴージャスなヴォーカル・ナンバーがぎっしり!
横倉裕率いる
NOVOの前進グループ“ザ・マザーズ・ウォーリー”幻の録音「JUST AFTER THE RAIN」や日本屈指のメロディ・メイカー、
吉田正作曲による
橋幸夫の「何処へ」など、ズラリ並んだ和製ソフト・ロックの数々……。あまりにも早過ぎた、粋なセンス溢れる名曲に聴き惚れます。また、今回もテナー・サックスのイントロが何とも悩ましい、
雪村いづみ「また逢う時は微笑んで」や、悶絶必至の異色歌謡ボッサ、城千景の「真夜中のピエロ」など、“これのどこがソフト・ロックなの?”と言いたくなるナンバーも収録。“ロック”と呼ぶには、あまりにもメルヘンチックな中村洋子「待つのはつらい」など、ソフト・ロックの定義についても、改めて考えさせられます。
三保敬太郎、
三沢郷、
三木たかし、
筒美京平ら、キラ星の巨星たちによるA&M調ポップスから
村井邦彦、
服部克久といった大先生方のモダンなセンスが光る74分、全25曲。もちろん、収録曲のほとんどが初CD化! 買わない理由が見当たらない究極の1枚です。是非!
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ソフトロック・ドライヴィン ビクター編01.明日へ飛び出せ (岡田可愛)
02.禁じられた世界 (ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
03.JUST AFTER THE RAIN (ザ・マザーズ・ウォーリー)
04.笑わないで (佐良直美)
05.また逢うときは微笑んで (雪村いずみ)
06.ただそれだけ (中尾ミエ)
07.愛の夢 (中尾ミエ)
08.草子の散文詩 (メープル・リーフ)
09.待つのはつらい (中村洋子)
10.南国からの手紙 (チェリッシュ)
11.カム・オン...! (オリーブ)
12.三次元の世界 (永井秀和)
13.真夜中のピエロ (城千景)
14.愛の棲む家 (ナオミ&メープル)
15.オートバイ野郎 (田中星児)
16.何処へ (橋幸夫)
17.085907 (フランク永井)
18.悪魔の香水 (麻里圭子)
19.空と海とわたし (麻里圭子)
20.北国のアカシヤ (エル・ソタノ)
21.潮騒の中で (岩渕リリ)
22.罪と罰 (岩渕リリ)
23.愛しているから (奈美悦子)
24.夜だから (藤川昌子)
25.街を流れる川 (チェリッシュ)
26.抱きしめて (有沢とも子)
27.季節おくれのコスモス (ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
さらに今回、同時発売でソフトロック・ドライヴィンの映像版
『ソフトロック・ドライヴィン DVD』(VIBL-320 \3,150(税込))がCDと同時発売される予定! コチラは今までシリーズのジャケットを飾ってきた国産クラシック・スポーツカーの名車が、和製ソフト・ロックをBGMにビュンビュン走るといった内容で、どちらかと言えば音楽ファンよりも自動車ファンに強くアピールしそうなアイテム。フェアレディ240Zやハコスコ、レヴィン……などなど、夢の国産スポーツカーの秘蔵映像が満載です!