2006/04/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
昨年カナダで公開された、ヘヴィ・メタル・シーンを捉えたドキュメンタリー映画『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』が日本でも公開されることになりました。6月24日(土)より、渋谷シネ・アミューズ他でロードショーとなります。
監督のサム・ダンは30歳の人類学者。生粋のメタル・ファンである彼が、“なぜヘヴィ・メタルは嫌われるのか”という疑問を出発点に、1986年から現在までのあらゆるメタル・シーンを分析した一作です。80年代にL.A.メタルで盛り上がった米ロサンゼルスのサンセット・ストリップ、
ブラック・サバスと
ジューダス・プリーストを生んだ英バーミンガム、ブラック・メタルの“聖地”であるノルウェーなど、監督自らが世界中を廻り、ファンの姿を捉え、さまざまなミュージシャンのインタビューを交えた構成となっています。登場するミュージシャンは
アリス・クーパー、
ブルース・ディッキンソン(
アイアン・メイデン)、
ディー・スナイダー(
トゥイステッド・シスター)、ロニー・ジェイムス・ディオ(
ディオ)、
トニー・アイオミ(
ブラック・サバス)、
レミー(
モーターヘッド)、
スリップノットの面々など、多彩な顔ぶれです。
海外のメディアでは、ひとつのカルチャーを捉えたドキュメンタリーとして高い評価を得ている模様。米国ではこの春から公開され、5月23日に早くも
DVD(写真)がリリースされることになっています。フィクション、ノンフィクション問わず、これまでのメタル映画に辟易していたヘヴィ・メタル・ファンはもちろん、ロックのドキュメンタリーに興味のある方も足を運んではいかがでしょうか?