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ゴダール監督のR.ストーンズ『悪魔を憐れむ歌』、完全版仕様DVDが登場

2006/04/26掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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 ジャン=リュック・ゴダールが監督したザ・ローリング・ストーンズ出演の映画『ワン・プラス・ワン/悪魔を憐れむ歌』が、新装丁のDVDとなって再登場します。この映画は『ベガーズ・バンケット』(写真・68年)収録の名曲「悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)」の制作過程を追ったもので、スタジオ内でのセッション風景が赤裸々に記録された作品。数々の試行錯誤の様子や、脱退直前のブライアン・ジョーンズの姿が見られるという貴重な映像です。その一方で、ゴダールが自身の作品に政治色を強めていった頃の作品だったため、随所に社会的・政治的なメッセージ映像を挿入。それを“邪魔”と捉えるか、“実験的”とするかで評価の分かれる一作でもあります。

 劇場公開版はゴダールに無断でプロデューサーが再編集したものであり、タイトルも『ワン・プラス・ワン』から『悪魔を憐れむ歌』に変更された、というのは有名な話。そのプロデューサー編集版に加え、オリジナルであるゴダール編集版も収録したというのが今回の“完全版仕様”と謳われるDVD。つまり、2種類の映画本編が楽しめるということになります。映像はオリジナル・ネガからのデジタル・リマスタリングとなり、ゴダールのインタビューや撮影風景で構成されたドキュメンタリーも収録。さらには、『ワン・プラス・ワン』『悪魔を憐れむ歌』双方のアートワークを採用したリバーシブル・ジャケット仕様となっています。

 国内盤(KIBF-372 税込\4,179)の発売は、7月5日の予定。まだ見たことのない方はこの機会に、マニアの方はゴダール版のチェックをどうぞ。
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