アラン・マッギーが主宰していたクリエイション・レーベルにおいて、最もミステリアスなバンドとして知られる、レヴォルヴィング・ペイント・ドリーム（Revolving Paint Dream）。その軌跡を詰め込んだベスト・アルバム『Flowers in the Sky: The Enigma of the Revolving Paint Dream』(写真)が発売されることになりました！

　レヴォルヴィング・ペイント・ドリームは、84年にシングル「FLOWERS IN THE SKY」でデビューを果たした初期クリエイションを代表するサイケデリック・ポップ・バンド。当時は謎のバンドとされていましたが、その実体は現プライマル・スクリームのアンドリュー・イネスと、アラン・マッギーのバンド、ビフ・バン・パウ！にゲスト参加していた女性ヴォーカルのクリスティーン・ワンレス（Christine Wanless）によるユニット。アルバムとしては87年の『Off To Heaven』と89年の『Mother Watch Me Burn』の2枚の発表ですが、ノイジーでサイケデリックな部分と、メロウなネオアコ・スタイルの部分が、うまく混ざり合った作風は、今でも根強い人気を誇っています。なおアルバムにはアラン・マッギーなどのクリエイション関連アーティストも多数参加していました。

　今回発売されるベスト盤は全24曲入りで、発表したほぼすべての音源を収録し、英国にて10月30日に発売される予定。オリジナル作は廃盤状態で入手困難となっていますので、クリエイション好き、UKインディ・ロック好きはこのチャンスを逃さないように！